通知表は必要か。子どもを比べないとどうなる?リスクベネフィットアセスメントの重要性。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

津山市は一日中あまり良い天気ではなく、降っていない時間帯も雨模様でドヨ〜ンとしていました。暗かったので朝から電気を点けて過ごしましたが…そんな本日は珍しく、久しぶりに多くの業務をオンラインと電話で済ませました。天気が悪い日を狙ったわけではありませんが…こうした選択肢があることは本当に有難い限りです。

手の向きが皆バラバラだけど、コレは多分俺が間違ってるな…。

13時からは子どもの事故予防地方議員連盟小中学校等・学童対策委員会によるオンライン勉強会に参加しました。段取ってくださった委員長の神薗まちこ渋谷区議は元ベネッセ(言わずと知れた岡山県発祥の教育業界の巨大企業)で特に教育関係に強く、パブラボ運営メンバーでもあり、お世話になりまくっている尊敬する議員の一人。

これで良いと思う?障害のある子は時間差で公園に行かねばならない社会。

2022-04-22

先日のパブラボセミナーでもチーフコーディネーターの神林俊一さんにお話いただいた一般社団法人TOKYO PLAYさんから代表理事の嶋村仁志さんに登壇いただき…『積極的安全管理のすすめ~禁止だけではない事故予防~』というタイトルでお話を聞かせていただきました。

例によってパブラボでも毎回のように神グラレコを披露してくださっているグラレコの実の能力者、南雲由子板橋区議が降臨され、素晴らしいグラレコを録って描いてくださっていますので…私がグダグダ書き散らかすよりも、この素敵な一枚を共有させていただいた方がベターでしょう。まさしく神のような寛大なお心遣いで、ご本人から掲載許可を頂戴しております。

沢山あった大切な話なの中で…これだけは知っておいていただきたい大切な考え方を一つだけ、紹介させていただきます。

それがリスク・ベネフィット・アセスメントという考え方です。

そのままですがリスク(危険性)とベネフィット(利益・恩恵)の双方をアセスメント(評価)して判断することで、日本語に訳すとしたら比較考量とかそのあたりになるのかなと思いますが…要するに良い面と悪い面を総合的に考えあわせて、どうするか決めようぜってことです。

これ、何事にもメチャクチャ大切な考え方

多くの物事は多面性があり、良いことばかりでも悪いことばかりでもありません。見方によって、立場によって、考え方によって見えてくるもの、感じられる印象は大きく異なるものです。

だからこそ、しっかり考えなくてはなりません。

例えば…小さな怪我、転んで膝をすりむいたとか、ハサミでうっかり指先を切ってしまったとか、そういった怪我をすることがなかったとしたら、後にさらに大きな怪我をすることに繋がるのではないか?例えば…高いところから飛び降りたら怪我をするかもしれないというような意識を持つためには、高いところは危ないという知識を恐怖と共に覚える過程も必要なのではないか?嶋村さんからはそういった話なども色々な角度から伺えました。

そして適宜我々自身にも実際に考える機会を設けてくださったことで、議員によって感じ方が異なる事実…つまり人ぞれぞれの線引きの曖昧さを実感を伴って感じられたわけです。

ここで昨夜、同じくオンラインでの、教育問題を中心に座談会形式で気軽に語り合う地方議員の月一回の定期的な集まりにおいて…私が投げ掛けたテーマについて、ぜひ皆さまにもお考えいただきたいと思います。下記の件について、リンク先の記事をしっかりと読んでいただいた上で、ご意見を聞かせていただきたいのです。

通知表って要るかね?

通知表をやめた公立小学校、2年後どうなった?子ども同士を「比べない」と決めた教員たちの挑戦

これも白か黒か、ゼロかイチかの話ではないと私は思っていますし…簡単に答えが出るような話ではないことも間違いありません。ただご存知のように実際には通知表はあることが”当たり前”であります。現実に、神奈川県のある公立小学校において、通知表を廃止する取り組みが2020年度から行われ…上記リンク先の記事内にあるようなリスクとベネフィットが生まれているのです。

あなたはどうアセスメント(評価)しますか?

個人的な思いを先に書いておきますと、私はこういう対応があっても良いと思っていますし、とても興味深い取り組みで…さらに踏み込んだ表現をしておくと、一部の児童にとっては福音となることは間違いない話だと確信しています。あえて詳細は書きませんが記事内には挙がっていないような具体的な問題も現場では出るだろうなという指摘などもありましたが、やらない理由にはならないだろうなとも感じたところ。

ついつい調子に乗って意識を高く見せようと(?)、慣れないカタカナを使ってしまいましたが…是非、記事を読んでいただいた上でご意見・ご感想等をお寄せください。

アイキャッチ画像は…3回目となる会、最後まで残ってくださった全国各地の有志メンバーによるもの…楽しくタメになる時間でした。

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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