当面っていつまで?いつまで検討するの?命が失われているのにノンビリな当局への怒り。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

昨日のエントリーについて、極めてタイムリーに日本臓器移植ネットワークから新たな発信があったこともあり…多くの反応をいただいているところ。動画を初めて見てくださった方々からも温かいメッセージが届いており感謝しています。

6歳未満の脳死下臓器提供22例目の発表があった日に、移植医療関係者研修会で登壇。

2022-07-29

臓器移植が実は極めて身近な問題だということを感じていただくために…運転免許証の裏の臓器提供意思表示欄をアイキャッチ画像に掲載しておきながら…最も伝えたいことを文字にせずに終えていたので、書いておきます。

免許証や健康保険証、マイナンバーカードなど…極めて重要な身分証明書の類に必ず臓器提供の意思表示欄が設けられているわけですが…その理由は臓器移植に関しては誰もが潜在的に当事者だからです。いつ誰の身に直接的に降りかかってくるかわからない問題だからです。

この、臓器提供意思表示欄に書いた内容は何度でも書き直せるのです。

世界には様々な考え方や感じ方があり、自分自身全く同じ考え方・感じ方をする人間など存在しませんし…誰のどんな考え方や感じ方も基本的には自由で、その発露も誰かの権利や利益を侵害しない限り、尊重されるべきことです。往々にして大切なことや重大なテーマというのは簡単な話ではなく、意見が分かれてしまうものですが…そうした課題について考え、悩むのがこの世界に生きている我々の使命(この世界から先にいなくなってしまった大切な誰かに対しての…という意味)だと考えています。

そして熟慮の末に最終的に決断し、導き出された結論は誰にも非難されるべきことではなくて…尊重されるべき回答です。

誰に評価してほしいのか、誰のための言動なのかを突き詰めていけば…おのずから取るべき行動も、発すべき言葉も、方向性が固まっていくもの。

臓器移植・臓器提供についての発信についても2年以上悩んできましたが…まさしく未来を拓くため、ハレーションも引っくるめて全て受け止め、取り組んでいきます。

波風を立てることを承知で誰かが覚悟と決意を持って取り組まねば、変わらないからです。

これは政治、議会の世界などと本当に同じだなと思う話ですが…よくよく考えると、まぁ別に民間でも一緒ですよね。それにしても…少なくとも一部の現場の先生方などからも、違和感を覚えるというような意見がある課題などを認識しつつも、当局の対応は事実上の放置に近い状況が続いており…下記に示す検討・解消していくべき不整合として挙げられていた項目への対応などからも、迅速対応が必要だという危機意識を持っているとは全く思えないのが率直なところです。

7月20日に出たばかりのガイドライン一部改正通知には失望させられました。

 

 

 

当面見合わせをいつまで続けるのか?

今後さらに検討…いつまで検討し続けるのか?

一方では、提供される臓器が足りないことで毎週8名の命が失われているというような情報出しをしつつ…こんな姿勢で良いとは到底思えません。ゆっくりと検討している間に失われている命があるという事実を、制度を整える側にいる方々は本当に理解しているのでしょうか?

やらない言い訳はいくらでもできますし…組織に所属している人間には確かに難しいこともあるのでしょうが…。

人…死んでるんだぜ?

任せてられなくない?

自分のような人間を、上手に使ってほしいということも…お願いしておきました。目的達成するために…これからも多少険しくても結果的に最短だと思えるルートを選び続けていきます!

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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