総務文教委員会視察。30億円規模、圧巻の鳥取県&日本財団の共同プロジェクトからまちづくりを学ぶ。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

二泊三日のスケジュールで島根、鳥取を訪問した津山市議会の委員会視察ですが、私としては個人として政務活動費を活用させていただいて行く政務としての視察や勉強会の類であっても、会派ツヤマノチカラの視察であっても、メチャクチャにハードなスケジュールを組みがちなので…まぁそれは普段の毎日でもそうなのですが、今回の視察の行程は非常に贅沢に時間を使えるなと感じたのが正直なところです。なので、うっかりニ日間のできごとを三つのエントリーに分けて書いてしまいました。

総務文教委員会視察。小中一貫の義務教育学校とコミュニティスクール、不登校支援など鳥取市にて学ぶ。

2023-11-01

総務文教委員会視察。松江市で全国一位になった自治体業務効率化と学校図書館活用教育について学ぶ。

2023-10-31

血のハロウィン前夜。出張先で同僚議員との会食をスルーして密会した現場を自分から晒すスタイル。

2023-10-30

今回、最終日に訪れたのは鳥取県庁でした。

説明を受けたのは右手に見える第二庁舎で、真ん中の三階建ての建物は議会棟、手前が本庁舎です。視察の期間中ずっと晴天に恵まれたのはラッキーでした。事前の天気予報等で冷え込むことも想定されたので、コートを持参していましたが…着用したのは津山駅を出発した初日の松江市への往路のみで、荷物にはなりましたが過ごしやすくて良かったです。

参加メンバーの普段の行いが良かったのかな!

冗談はさておき…鳥取県は”日本一のボランティア先進県”を目指すと謳っています。これは鳥取に以前から根付いていると言われる「みんなが支え合う」「他者をいたわり思いやる」風土が下支えとなっており、例えば…事実として様々な自治体(令和3年12月末日時点で8県15市6町!)において取り組まれているまずは障害を知ってもらうことから始めようというコンセプトで実施されているあいサポート運動も、ちょうど14年前の11月に鳥取県で始まったものなのです。

世界的に見てもまだSDGsの議論すら始まっていなかった段階で、こうした地域の誰もが障害のある方と共に生きていくという実は極めて当たり前の話を、理解促進などの具体的でちょっとしたキッカケづくりになり得る公の施策として取り組み始め、なおかつ他県まで巻き込んで効果を拡大しながら、継続してきていることは凄いとしか言いようがありません。厚生労働省の公式サイトにおいても、障害者の理解促進への地方自治体の取り組み事例として、全国で東京都のヘルプマークの取り組みと並んで二つだけ紹介されている内の一つです。

そんな鳥取県だからと言うべきでしょうか…学んだ事例も、実にしっかりと考えられているものが多く、非常に多岐にわたる分野での取り組みを極めて丁寧(およそ1時間弱!)にご説明いただきましたが…視察も最終日でお疲れモードだったからなのか、あまりにも圧巻すぎる取り組みだったからなのか、市区町村といった基礎自治体ではなく広域自治体なので深掘りが難しかったからなのかはわかりませんが…松江市、鳥取市では予定時間をオーバーしてもまだまだ質問が止まない状況だったのですが、今回はあまり質問が出なかった印象です。

もしかしたら視察三日目にして皆、空気を読むことを学んだのかもしれません。

俺を筆頭に、議員ってのは空気読まないからね!

まぁ、実際に驚くほど読めないのか読まないのかわからない人もいますが、少なくとも私の場合は読んだ上で敢えて無視したりブチ壊すことが多々あるので、余計にタチが悪いとしばしば言われるような気もします。ただ…きっとそれも気のせい、空気のせいでしょう。

鳥取県と日本財団とがタッグを組んだ今回の取り組みは、上に書いたような鳥取県の土壌がある中で、県民が個々にそれぞれ県の未来を考え動いていける、誇りを持てるようになるような願いを込めて実施されたもので、その内容を学ぶことが視察目的でした。

行政やNPOをはじめとして、地域課題の解決に取り組まれている方々の人材育成や助成プログラムの展開、さらに必要に応じた拠点整備等を行い、一連の取り組みを通して、人口が少ない中にあっても、地域社会への貢献を最大限に行える県を目指していくという、津山市のみならず、少子高齢化・人口減少に直面する全ての自治体にとって参考になる話が伺えたと感じています。

ハッキリ言って、非常に素晴らしい取り組みが様々な分野においてなされていて、鳥取県内の基礎自治体、しかも主に人口の少ない町村に対してそれぞれに様々な意味で手厚い支援を行った内容が示されましたが、重要なのは単なるバラマキではなく、それが継続可能な形で実施できるのかどうかを精査した上で取り組まれている点です。少子化・高齢化で財政圧縮が必須となってきている現在、そして未来を真っ直ぐに見つめれば極めて当然の判断ではあるのですが、支援をし続けなくてはならないような事業を新たに立ち上げても、無駄どころか害悪にしかなりません。必要なのは自立して継続できる、もっと言えば稼ぎ出すことができるような仕組みです。

しかし特に福祉分野においては、その考え方を厳格に当てはめるわけにはいきません。そういった難しい面も比較考量しつつ取り組まれているわけですが…問題は、先立つモノ。

つまりお金。


そこで日本財団の登場です。

標題に書いた通り、事業規模としては30億円…こんなとんでもない額を日本財団から支援していただけている時点で、鳥取県はもう勝ちなわけですが、岡山県や津山市においても、そして個人的に取り組んでいる活動等に関しても、こうした機関からの支援が受けられるような仕事に関わっていくことができればなとは思っています。ちなみに上に貼り付けた画像は日本財団の公式サイトのスクリーンショットです。津山市内でも走っている車のボディなどでロゴを目にする機会はあると思います。

”一つの地球に生きる、一つの家族として。人の痛みや苦しみを誰もが共にし、「みんなが、みんなを支える社会」を日本財団はめざします。”という理念のもとで活動している財団と鳥取県の取り組みの親和性は高く、語弊を恐れず言えば、資金調達先として双方共に納得がいく相手だったんだろうなと思います。視察で頂戴した資料はネット上での公開許可はいただいていないので共有は控えますが、この共同プロジェクトとして下記のような多様な取り組みが行われたわけです。詳しく知りたい方はまた個人的に連絡ください。

実際には幾らか消化されずに終わった予算もある(プロジェクトは昨年3月に終了済み)とのことでしたが、これだけ痒いところに手が届くような支援を5年間してくだされば、状況を大きく変えることも視野に入ってきます。

そもそも個人的なネットワークがキッカケとなり始まったプロジェクトだと伺いました。

そうした人との縁…特に市外県外の方々とのご縁も大切に活動していくことが肝要だと改めて認識しました。私としては極めて気付きの多い視察内容になりましたが、委員会全体での視察という意味では松江市や鳥取市より津山市に落とし込むにあたってのハードルが少々高めの時間だったかもしれません。

それぞれの自治体での学びを、津山市の状況をより良くするために役立ててこそ、公金を使って視察に出た意味があるのです。そのためにまずは12月定例会の質問にも、今回持ち帰った課題等を盛り込んでいきます。

乞うご期待!

本日はこんなところで!また明日!

Pocket
LINEで送る

三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

コメント