真の”できる限り”がここにある!熊本市の不登校支援事業、9割超が満足のフレンドリーオンラインを学ぶ。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

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昨日&一昨日と関連エントリーを書いてきていますが…福岡→熊本視察&勉強会ツアーの真っ最中でございます。火の国熊本は今日も大変暑かったですが…それは恐らく日本中の皆さまが同じように感じていることですね。熱中症対策は家の中にいても油断禁物です。部屋は涼しく、水分だけでなく塩分も忘れずに頻繁に補給するように心がけてくださいませ!

子どもの事故予防地方議員連盟のメンバーで動いていますが、大人の事故だって防ぎたいからね!

上の2枚は昨日の熊本市での写真を熊本市議会事務局さまよりご提供いただいたものです。熊本3日目の朝は、不登校支援事業についての勉強会と現地視察から始まりました。フレンドリーオンラインという、登校することが難しい児童生徒へのICTを活用したオンライン学習支援について学ぶためです。

津山市議会においても質問し続けている不登校・長期欠席の子どもたちへの支援ですが…大変残念ながら、未だに津山市教育委員会として真剣に本気で取り組もうとしているとは感じられないのが率直なところです。

もちろん何もしていないとは言いませんし、何もできていないとも言いません。現場では頑張ってくださっている方々もおられることはもちろん、よ〜く知っています。

ただ…オンラインを活用したサポートには一切取り組んでいただけていません。少なくとも、予算は1円たりとも費やされていません。

これは不登校対策に限った話ではありませんが…本気であれば予算上で示せる取組を行っていただきたいと言い続けてきています。予算を費やすことなく取り組めることもあるとは思いますが、現状改善のため、目的達成に向けてしっかりと効果の最大化を図るためには時間や人員、お金といったコスト、つまり予算が必要になっていくことは当たり前の話です。それがなされていない時点で、本気ではない…少なくとも優先順位が極めて低いと判断できると私は感じるのですが、皆さまはどう思われるでしょうか?

不登校対策において、オンラインという選択肢に予算を費やすべきだと私が主張し続けているのには、大きな理由があります。不登校・長期欠席の子どもたち自身と話をしているからこそ実感している、私の関わってきたケースが示す”事実”です。

それは圧倒的に、子どもたち自身に望まれているから。

少なくとも、私自身が直接知っている津山市内での複数の年度にわたる複数の事例において、オンラインは大きなチカラを持つ状況改善手段の一つでありました。そして本日、市教委総合支援課長とフレンドリーオンラインの配信拠点校である本荘小学校の校長先生から、熊本市教育委員会での取り組み結果などを伺ったことで、私の考えは間違っていないことを改めて確信したところです。

津山の教育現場においても、状況を変えていっていただかねばなりません。

そのために引き続き尽力し続けていかねばならないのです。これは終わりがあることではないからです。そしてなるべく早く…できれば直ぐにでも実現していただかないとならないことです。まさに今この時も求められている施策だからです。”できる限り”という表現は私自身も含めて、政治や議会の現場では多用されるワードですが…本当に今の津山市の施策が”できる限り”のことをやっているのか…大いに疑問に思っています。

どこにも繋がっていない児童・生徒はいない?

津山市教育委員会はいないと答えました。事実から目を背けた、とても苦しい答弁だと思っていますし、保護者からも残念だという声が聞こえてきている状況。熊本市教育委員会がそうされているように…たとえ好ましくない結果であっても言い訳せず数字には真っ直ぐに向き合っていただきながら、本当の意味で”できる限り”丁寧に、一人ひとりの教育的ニーズに向き合っていただきたいと願っています。

座学の後には実際に、本荘小学校に設置された3つの配信ブースなどを見学させていただきました。

熊本市では芳野中学校にも3つの配信ブースを設置、そちらでは中学生向けの配信が行われているわけです。最低限の投資で、できる限り職員の皆さまが手作りで対応し…ときには着ぐるみなどを被るなど、児童生徒はもちろん、先生方もなるべく楽しく…工夫を凝らした配信を行なっていること(ひらくマもゲスト参加させていただいたらとの声も!)も確認させていただきましたし…個人情報を含むので公開できませんが…市内の長期欠席の子どもたちを一覧にまとめて、日々のフレンドリーオンラインでの授業への参加状況などを、非常に細かに把握されていることもご説明いただきました。

これこそ本当の”できる限り”だと感じました。

津山市のできる限りと熊本市のできる限りは異なって当然ですが…やるべきことができていないと感じられる現状を前に進めていくために、津山市議会議員として、なすべきをなしていきます。

説明を伺っている間、何度か涙が出てしまいました。この記事も、思いが溢れ出て少し長くなりましたので…盛り沢山だった午後からの行程についてはまた次回。

オンラインだけをやれば良いわけではありません。あくまでも選択肢の一つ。万能薬ではないわけで、全ての子どもたちに効果があるわけではない。

ただオンライン対応をせず…できる限りなどと言って欲しくないのです。

本日はこんなところで…また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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