ひきこもり講演会に参加!津山・きびの会主催で8050問題を考える。求められている支援を届けるために。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

本日のメインイベントはNPO法人津山・きびの会さんが主催され、津山東公民館で開催されたひきこもり「8050問題」を考えると題された講演会に参加することでした。

最初に結論を書いてしまうと、下記のチラシの中にも登場している”たびだち”にも目を通させていただいたこともありますので、ある程度の内容は把握、理解しているつもりのことではありましたが、ジャーナリストであり同時に当事者だった弟さんを8年前に亡くされている兄でもある池上正樹さんのお話には説得力もあり、柔和に淡々としゃべられる中にも、響く言葉が沢山ありました。

対話のつどいと書かれていたことで、皆さまともう少しコミュニケーションがとれるようなシーンも期待していたのが正直なところですので、お話を聞くことがメインだったのは少し残念でしたが…当事者団体の方や、存じ上げている方々と会の前後にお話する機会がありましたし…別の場へのお誘いをいただくなど、新たなご縁にも繋がるキッカケを頂戴できたので、有意義な時間にすることができました。

アイキャッチ画像の通り、会派ツヤマノチカラの3人は勢揃いしていましたし…我々以外にも同僚議員の姿がありました。そして土曜日であるにもかかわらず市職員の皆さまもかなりの人数が参加されていたように見受けられましたし、県議会議員の方も来られていました。公民館の駐車場は完全に満車状態で、大盛況だったと言えるのではないでしょうか。

きびの会のメンバーの方と終了後にお話させていただく中で共通認識として持てたことの一つが、まずは知っていただくことが問題解決への第一歩であることです。ひきこもり問題に関してだけ言える話ではありませんが、こうした開かれた機会をなるべく多くの方々に参加してもらえるような形で何度も実施していくことが肝要だと感じています。

今回は津山市教育委員会が後援に名を連ねているだけで、もちろん行政として行った会ではないわけですが…例えばオンラインで配信することなども選択肢の一つとしてできるようにサポートしていくことは、公が行っても良い支援の一つではないかと思うところです。

かつて津山市主催で開催していただき、市内はもちろん市外県外からもご参加いただき、非常に好評だったひきこもり支援についてのシンポジウムはオンライン開催でした。動画が現在非公開になっていることは残念ですが…それこそ今見ていただいたとしても、意味がある内容だったと思っています。

ひきこもりは、たまたま困難な状況にあるマトモな人という真実。

2020-11-09

ひきこもりについて、よくわかってくださっているはずの方々が主催された場だからこそ…今回も会場に来られない当事者や家族、周囲の方々に寄り添うためにもそうした選択肢があるべきだったと感じます。ただ、きびの会の皆さまは非常に頑張ってくださっていましたので…そこに行政が手を貸すことがあっても良かったのではないかと、それこそ当事者支援に関わり続けている身としても、もちろん津山市議会議員としても強く思っているところです。

私の周囲でもそうですが…何千人ものひきこもりの方々と向き合ってきたと言われていた池上さんは、会って話すことが難しい方が多いこと、電話で話すことも難しい方が多いこと、それゆえメールでのやり取りが中心になっていることなどを話されていました。

今の若い世代など、なおさらにそうです!

当事者ニーズに寄り添っていない、求められていない施策を打ち続けることは税金の無駄になると、何度も何度も議場でも言い続けてきています。

引き続き言うべきことを言い、なすべきことをなしていきます!

議員としても当然のこととして活動の中で最も大切にしていることですが…傾聴、当事者の思いが詰まった声に耳を傾けていくことの大切さを改めて思い知った時間になりました。

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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