未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
議員の仕事って何なの?

しばしば受けるこの問い掛けの答えは人それぞれで、それこそ議員の数を超える本当にたくさんの答え方があると思いますが…私が一番大事にしているのは「傾聴」です。
そのまま…多くの人の声を聞くことです。
意見や要望、時には不平不満や叱責も含めて、頂戴した声に真剣に耳を傾けること…これが私にとっての議員活動の基本であり、原点だと考えています。様々な情報、私が知らなかった話などを教えていただけることもあるので傾聴は「情報受信」とも言える手段の一つです。
そして同じくらい大切にしてきたことが「情報発信」です。
当ブログでの発信、この記事もそこに含まれるわけで、これはブログやSNSを使ったインターネット経由の手段に限らず、議員にならせていただく前からずっと取り組み続けてきていることでもあります。日々の活動報告はもちろんのこと…議会の中の動きや市政の課題、ふとした小さな気づきや皆さまから頂戴した情報のその後に至るまで、なるべくわかりやすくタイムリーに伝えていくべきだと考えて、継続してきている取り組みです。

ただ当然、声を聞いて、情報を届けて、それだけで終わりというわけではありません。
最終的に議場での採決の場で態度表明しなければならないのが、住民の皆さまの代表として負託を受けた議員の役割です。
そこには無論、自分自身の判断と責任が伴います。どっちでも良いやと思うような判断など、当然ながら一つもあるはずがないわけで…軽いものではありません。そもそもそんな些細な問題であれば、議会で話し合われることすら本来、あるわけがないからです。公益に携わる、公的な問題のみを話し合う場であるはずですからね。
例えば、相反するご意見をいただくことも珍しくありません。
「賛成すべき」「反対すべき」、どちらの声ももっともらしく聞こえるような中で、両方の立場や考え方が理解できる中で、それでも決断せねばならない、態度表明しなくてはならない中で、どうするべきか…悩み、葛藤する瞬間も少なくないのです。
そんな際には、議場から退席する、あるいは最初から議場に入らないという選択肢もあるにはあります。
要するに態度表明しないという手もあるわけです。
それでも私は、自分が議席を託されている以上、最終判断は自分自身の責任で明確に行うべき…賛成か反対かを表明するべきだと考えています。誰かの意見に流されるのではなく、あくまでも自分の信念と理性、良心に基づき、どんなに難しい決断であっても、白か黒かを示す方が好ましいと思っているということです。それが議員の職責だと思っているわけです。
何ごとも白か黒かだけではなく、本当はグラデーションだと考えており…多様性の容認、理解促進を訴えてきている身ではありますが、議会での評決の際には、そうした玉虫色の態度表明は、あまり好ましいことだとは思えないのです。
皆さまはどう思われるでしょうか?
ちなみに津山市議会においては、賛否が分かれた議案等へのそれぞれの議員の態度表明については、結果を公表しています。

ところで今日は…先日も少し触れましたが私が議員にならせていただく前から続けてきている、デザイン等の制作業務にも時間を割いた一日になりました。私自身に限った話ですが…デザインなどのやり方も、政治姿勢と繋がってきているなと最近よく感じます。
インチキミュージシャンとして作詞・作曲などを生業に活動していた頃もそうでしたが…かつては、自分自身の「つくりたいもの」を形にしていくことが多かったのが正直なところです。他者のサポートを受けていても、自分自身の頭の中にある解釈と異なると、そうじゃないんだよと修正指示を出したりしていました。これらはアーティスト的なスタンスと言えるかもしれませんし…デザイン業務においても、かつては同じように向き合っていました。
でも、今は違います。
他者の意見を聞き入れることを覚え、目的や効果を意識してより望ましい形にしていくようになったと、自分自身でも感じていますし…何より、周囲からそう言われるようになりました。これはメチャクチャ大きな変化だと、過去を知る方々からは言われます。
議員としての活動と地続きなんです。
議員としても、何かを制作・創作する者、表現者としても…「人の声に耳を傾ける」というスタンスを貫いていきます。最近は数秒あれば下記程度のものは出来てしまうし、あまり絵を描こうとは思えなくなりましたが…いずれにしても、これは表現の自由を守る活動とも両立する姿勢だと思っています。

その上で、最終的には自分自身の責任で判断し、表現していきます。
どちらか一方を突き詰めるのより、両立しようと努めて初めて効果の最大化が図られると信じているからです。これが正解だと言うつもりも、突き詰められなかった言い訳にする気もなく…今の私自身の姿勢表明と受け止めていただければ幸いです。
本日はこんなところで。それでは、また明日!