未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
先日、津山市の中心市街地、商店街などがある地域で最も大きな存在感を示している建物…ある筋では全国的に有名なアルネ津山において、興味深い展示会が開催されました。刀剣をはじめ、版画や古銭など様々な貴重な品々を間近に見られる稀有な機会とのことで、訪れた際も中々の賑わいでした。
西日本豪雨で大きな被害にあった岡山県倉敷市真備町地区へ、商店街を中心に津山で活躍した”ギャルみこし”が嫁入りした件について書いたばかりです。
その管理をされていた津山まちづくり倶楽部のメンバーであり、美術普及家として…アートを切り口に地域振興・文化振興といった社会貢献活動に積極的に取り組まれ、紺綬褒章を受けている高木巧治さんに突如お呼ばれして伺ったのですが…展示内容がメチャクチャ豪華でした!
美術館や博物館に展示してあってもおかしくないであろう品々を、入場無料で展示…しかもこんなに近くで見ちゃって良いのかしらと思う驚きの連続でした。物によっては手に取っても構わないとのことで、マニアから初心者まで…そして大人から子どもまで満足する仕掛けがしてあり、素晴らしいの一言!
ちなみに本日のアイキャッチ画像では千両箱を持っています。
千両箱よりも顔…だと?
いや、色々言いたいことがあるのはわかっていますけども。
実際にはメチャクチャ重くて…時代劇などではコソ泥がヒョイっと肩に何箱か担いで屋根の上を逃げるシーンが描かれたりしますが、絶対無理だろコレってレベルの重量でした。
どれだけ説明しても百聞は一見に如かず…実際見ていただけないと伝わらない部分があります。こんな企画があるのなら、もっと早くに教えてくださればガンガンに告知したのにと言ったものの、後の祭り。たった2日間だけの公開でしたが、見られた方は超ラッキーと言ったところでしょうか。
ところで当然ながら、こうした企画にもコストが掛かります。
恐らくスタッフとして常駐されていた方々はそれぞれのお宝の所有者だったり、関係者だったり…手弁当のボランティアでしょう。人件費を無視して考えても、会場使用料は必要です。
政治家は寄付行為を出来ないため、例えば私たち市議会議員が津山市内で同種のイベントを実施したとしたら…公職選挙法違反に問われる可能性があります。
自腹を切ることもいとわず…市民の皆さんに楽しんでいただくため(もちろん市民以外の方々も多数来られていたようです)、こうした素晴らしい試みを実行してくださる方々がおられることは、地域にとっては本当に有難いことであると感じております。
今回は偶然にも東京から来ていた相棒、私と対照的にマッチ棒のように細身の…ひらくマサポーターズの巴事務局長とともに、高木コレクション自慢の一つ(本当はもっともっと自慢の品々もお持ちのようですが…)、あまりにも有名な江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎の富嶽三十六景を高木さんの”オモシロ解説”付きで拝見するという贅沢な体験をさせていただきました。
富嶽(フガク)とは富士山のことです。海外でも有名で多くのアーティストに影響を与えたと言われる富嶽三十六景は、各地から望んだ富士山の姿を描いた木版画集です。どの作品でも構図のどこかに富士山の姿を見つけることができるのです。
ここで豆知識!
富嶽三十六景、実は全部で46枚あります。
当初はその名の通り36図で完結させる予定だったそうですが、あまりにも好評を博したために10図を追加で制作したとか。
へ〜って感じでしょ?
超有名な話らしいので、ご存知の方も多いかとは思いますが…すみません、恥ずかしながら私自身は高木さんから聞くまで知りませんでした。
まさか、アート方面に造詣の深い(フリをしている)三浦君が知らないの?
…的な空気が一瞬漂ったものの、大人な対応でスルーしていただき…その後も贅沢な時間を過ごさせていただきました。
今回の展示は36枚のみでしたが、近いうちに46枚フル公開の機会があるかも…?
お偉い方なのに非常にフランクに、フレンドリーに接してくださる高木さんからは色々とオモシロ構想も聞かせていただきましたので…コレは盛り上げるために私も一肌脱ぐしかないなと強く感じた次第です。
改めて強く感じたことは標題の通り。
政治は一つの手法であり、地域活性化の担い手は地域住民一人ひとりであるということです。
大きな枠組みや方向性を決め、税金をベースにして仕組みや制度を整える役割を政治が担っているわけですが…今回紹介したような皆さんの企画をバックアップしたり、その波及効果をより大きくしていくためのお手伝いをしていくことも、地域密着型議員としてはより一層頑張っていかねばならないと決意を新たにしました。
面白い企画があれば是非お声掛けください!
本日はこんなところで。また明日!