津山に餅買うお金はない。稼ぐ?作る?これ以上先送りは出来ぬ!

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

さて、特に津山市の皆さまに対しては昨日のエントリーはオススメですけど…もう読んでくれたかな?

津山市議会議員は何してる?全28議員へのアンケート結果公開!

2020-05-09

津山市議会議員全28名新型コロナウイルス感染症に対して…それぞれどのような対策を講じてきたか、あるいは講じようと思っているか等々について…私たち議員からの回答をそのまま掲載いただいた紙面の内容を紹介しています。

このアンケート回答に対しても、またこれ以外の切り口からも…津山市の新型コロナウイルス感染症対策については、様々な声を頂戴しております。昨日も書きましたが引き続き…いつでもお声をお寄せください。ところで今日は一つ、その前にお含みおきいただきたいことについて書かせていただきます。当ブログでは何度も書いてきていますが…津山市の財政状況は非常に厳しい状態がもう何年も続いているのです。

市長報酬30%カット反対。行財政改革にパフォーマンスは不要!

2020-03-18

このエントリーでも書いているように、津山市長などは今の市長になる以前からもう何年も…平成18年の7月あたりから月額報酬を満額支給されている時期はありません。厳しい中…毎年、家庭でいうところの貯金…財政調整基金を取り崩しながら、何とか予算編成しているのが実際のところなのです。

考えて、と書いていますが…もちろん先頭に立って考えるべきは私たち議会人です。

政治の最前線で、皆さまがたの代表として議会に送り込んでいただいた議員のメインの仕事です。

ただ議員には執行権がなく…どれだけ実効性の高い提案をしてみたところで市長をはじめ、行政に携わる自治体職員の皆さまに実行していただかねば何の意味もないわけです。だからといって実行できないような非現実的な提案や無責任な物言いが許されるわけではないのは当然です。

もう一度言いますが昨日のエントリーで、選挙で当選した28人が一体何をしているのか…少なくとも、新聞紙上で本人の責任においてどういった発信をしているか、是非チェックしていただきたく思うところです。

津山市議会議員は何してる?全28議員へのアンケート結果公開!

2020-05-09
28人いれば当然、28通りの考え方があるはずです。読んでいただければわかりますが、本当に人それぞれです。

何じゃそれってことを書いておられる人もいるし…なるほどなと思うようなことを書いている方もおられます。もちろんこれは私の個人的感想ですが。

感じ方も人それぞれ。

どういった思いを抱かれるかは、あくまでも自由です。

ただし!

誰にとっても変わらない事実があります。

それが、津山市の財政状況が実際に厳しいということ。

私がアンケートへの回答に書いているように…無い袖は振れません。新型コロナウイルス感染症が無かったとしても、それでも令和2年度の予算は財政調整基金を取り崩さないと編成できない状況でした。

そして国や県からのお金にも依存しています。

これはもちろん津山市に限った話ではなく…多くの地方自治体で同じような問題を抱えていますが、だからといって「そうなんだ、それなら安心!」ということになるはずがありません。

そして!

これはまぎれもなく、何年も何年も…今までずっと。

政治的に失敗し続けてきたからです。自治体の借金が膨らみ続けてきたのは、間違いなく政治の責任です。

有権者・納税者の皆さまも当然、知らなかったで済む話ではないはずです。

何度も選挙があった。

しかし、いつも同じような結果で…大きな変化など起きなかった。

でも、もう限界ではないでしょうか?

変化は待っていてもおきません。私は議会に入る前から、あらゆるシーンで選択肢を増やすこと…たとえばオンライン手続きなどの普及についてなどの重要性を何度も主張し続けてきましたが、津山市の政治に携わっている方から実際にいただいたことがある回答を一つ紹介しましょう。

「まぁ三浦くん、言ってることはわかるよ。だけど今じゃなくてもな。放っておいても今の子らが大人になる頃にはそうなるだろう。」

こんな風に考えている人も、実際にいるのです。みずからが起こすか、あるいは起こそうとしている人を応援することでしか…大きな変化など起こせないのです。

お金がない津山。

どうするか?

偉そうに美味しそうな餅をいくら描いてみても…そんな餅、買うお金がないとしたら?

どうするの?

お金を稼ぐか。

餅を作るか。

餅以外の何か美味しいものを用意するか。

少なくとも寝たフリしてやり過ごすわけにはいかないのよ。

今回の新型コロナウイルス感染症の流行に伴って…津山市でも多くの人たちが困っていること、生活を維持することすら厳しくなってきている人たちがいることを把握しています。

その対策は、めちゃくちゃ大事なことです。

絶対に進めていかねばなりません。

しかし同時に。

公金を費やせば費やすほど、将来世代への負担になるってことも、忘れてはいけないはず。

だからこそ独自の資金調達手段を用意することも必要だと考えます。アンケート回答で触れたそのあたりについては、また改めて。

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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