年末年始の新型コロナ対策。津山市の今の対応&一番大切なこと。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

津山市の皆さま、津山市外の皆さま…それぞれに忙しく、誰にとっても大変な一年であった2020年の年の瀬を過ごしておられることと思います。若かろうが年寄りだろうが、元気だろうが元気でなかろうが…どうかくれぐれも無理のし過ぎには気を付けていただき、何卒ご自愛いただきますようにお願いいたします。

昨日も書いたけど「思い切って人の助けを借りる勇気も、必要なんだよね。」です。

助けを借りる勇気の大切さ。クリスマスイブは議会報告を読もう!

2020-12-24

津山市では今朝8時45分より、第23回目となる新型コロナウイルス感染症対策本部会議がありました。傍聴者は別室でモニター越しに様子を見聞きする形で、市議会議員が8名参加。市長をはじめとした津山市執行部の面々や関係各位が参加した今年最後となる予定の会でした。資料等は市の公式サイトでも公開されています。

いくつか市民の皆さまに共有しておくべき大切な情報が発表されましたので、すでにFacebookなどでは共有させていただきましたが、市内には有難いことに当ブログのみをお気に入り登録して毎日チェックしてくださっている80代の方などもおられます。皆さまに知っていただきたいことですので…こちらでも改めてご報告させていただきます。

まず、津山市の新型コロナウイルス感染症対策本部の総合相談窓口( TEL. 0868-32-2062 )は、年末年始も休まずに9時から17時の間、開設されるとのことでした。

職務に当たってくださる職員の皆さまには感謝しかありません。少しでも市民の安心・安全に繋がればということでご対応いただけること、津山市民の1人としてはもちろん、市議会議員の1人としても大変有難く思います。そして現在、期間限定の地域商品券として流通している『石垣』『スマイル』『うまい券』の利用は年末年始も可能です。特に『うまい券』に関しては当然ながら感染症対策に留意してご利用いただきたいとの旨や、『スマイル』については利用期限が今年の大晦日まで(つまりあと6日)であること(『石垣』は1ヶ月延長され、1月31日まで利用可能)などに注意していただきたいとの言及がありました。

市立図書館などの公共施設については、それぞれの施設ごとに設定されている休館日のみを休むこととし、基本的には通常通りの運営が予定されています。

また、個人的にも大変多くのお問い合わせやお願いをいただいている消防出初式については、現時点では開催予定とのことでした。消防団の参加団員数を半数程度に減らし、参加車両数も削減し、放水や行進などは中止した上で式典のみ執り行うとのことです。

この件については私以外の議員からも申し入れを行っていますが、岡山県では医療非常事態宣言も出ています。津山市としても操法大会などと異なり、直前まで中止も含めた判断変更が可能だと認識しているとのことで、臨機応変に最適と思われる対応をとるように努めていくとの公式な回答を、担当部局よりいただいています。

ただ実際には団員の参加数を半数程度に減らすと言っても数百人規模になるわけで…多人数での会食などの自粛が呼びかけられている中、心配だけでなく不満を抱かれるお気持ちはとてもよくわかりますが、今の段階でこれ以上申し立てても何も変わらないのが実際のところですので、注視していくしかないと思われます。

成人式については、こちらも新成人のみ参加可能という制限を設けた上で、感染症予防策・拡大防止策を十分に講じた上での開催を予定しているとのこと。

楽しみにしているのは新成人ご本人だけではないでしょう。全国の自治体でも様々な形に対応が割れており、大変難しい判断になることは確実ですが、優先順位を間違えないように最終決定をしていかねばなりません。本件については現場の方からもお声が届いており、新成人の皆さまの一生に一度の機会を何とか守るために、できる限りの対策を講じて実施するために尽力しているところだと伺っています。関係各位の努力を無にしないためにも、我々一人ひとりの意識がとても大切です。

全ての施策について言えることですが…先が見通せない状況である以上、全てはあくまでも現時点での予定であり、感染者の発生状況などを見極めつつ、臨機応変に判断していくとの旨、会議の場で市長からも付言がありました。

また津山市医師会の会長からは岡山県の新型コロナ受け入れ病床は300床以上確保しているが現在約50%が埋まっていること、60歳以上の感染者が増加していることについての説明がありました。介護などの対応にマンパワーを割かざるを得ない患者さんが増えていることで、これ以上感染者が増えてしまうと、たとえ病室が空いていても受け入れが困難になると想定されることや、新型コロナ以外の患者さんを受け入れられなくなってしまう恐れについても触れられました。

いわゆる”医療崩壊”についてご説明いただいたのだと理解しています。

先だって岡山県知事より出された医療非常事態宣言は、決して大袈裟ではなく、そして他人事ではないことを私たちは知らねばなりません。

このまま爆発的に感染者が増えることがなかったとしても、ピークアウトは2月頃の見込みとのことでした。現場の皆さまはそれこそ、年末年始もあったものではない中で力を尽くしてくださっているわけです。

その思いに応えるために私たちがすべきこと、できることは間違いなく沢山あるはず。

それぞれの判断で、できることをやっていかなくてはならないと考えているところです。もし、何をしたら良いのかわからないという方がおられましたら…お気軽にご連絡いただければと思います。

また年末年始はどうしても医療体制も手薄になりがち。だからこそ、新型コロナウイルス感染症への罹患が疑われるような発熱患者は、当番病院への電話予約を済ませてから訪れるようにしてほしいとの要請がありました。


大切なことです。医療現場の混乱を防ぎ、自分自身を含めたあらゆる人たちの健康と命を守っていくために、非常時にこそ配慮を忘れないように、常日頃から心がけておく必要があります。周囲の皆さまにも是非、お伝えください!

消防長や岡山県美作保健所の方からもお話がありましたが、ただでさえ救急病院の手配に腐心する時期に差し掛かってきております。今現在、岡山県では県南部で発症した新型コロナの感染者を県北部の病院で受け入れている状態です。ただ…津山市周辺の皆さまはよくご存知のように、少し前までは県北部で感染拡大が進んでおり、全く逆の状況でした。

私たちは口先だけではなく、県南も県北もなく、コロナ禍の中で助け合っていかねばなりません。

それはどんな属性の方であっても同じです。誰もが等しく罹患する可能性があり、全ての人にとって他人事ではない問題なのですから。

私たちはこんな時こそ、思いやりの気持ちを忘れることなく生きていかねばなりません。

発言権があれば質問したいことなども山盛りではありましたが、議員に許されているのは傍聴のみでしたので黙ったまま会議は終了。

メリークリスマスの一言くらいあっても良いのにとは思いました。

これは決してふざけて言っているわけではありません。23回もやっていることもあって、会議自体がルーティーン化されてきている印象を受けたのは正直なところ。

意味のない会合ほどコロナ禍でなくすべきものはありませんから。年末年始もウイルスは休んでくれませんし…市職員の皆さまが不休で働いている中、遊び呆けるつもりはありません。

反応が遅くなることも多々あるかとは思いますが、私へのご連絡は24時間365日いつでもドンとこい!

ただ暇つぶしや誹謗中傷の類にお付き合いする時間は全くありませんから、対応への判断詳細は私の一存で決めさせていただきますが…いつでも遠慮なくご連絡ください!

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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