未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
さて、明日は津山市議会の教育委員会5月定例会が開催されます。何人かの同僚議員と共に傍聴させていただく予定にしています。
その前に一つ、とても大切な報告をしておきましょう!私が3月議会で超絶問題視し…30分の発言時間の半分以上を費やして質した、津山市教育委員会がネット・スマホ・ゲームの使用に対して一律規制を行っているように感じられる現状について。
本件については3月議会前から津山市内の保護者そして子どもたちだけでなく…市外、県外の方々からもかなり熱い視線が集まっており、この問題について危惧する団体のオンライン会議や、国会議員のYouTube番組に私自身が当該自治体の議員として呼ばれ、現状説明する事態にまで発展していました。
未見の方はます、3月議会の一般質問動画をチェックしてください!
議会に興味がなかった方や、他自治体の方からも興味を持っていただけたり、褒めていただいたりした…ある意味での面白動画です!
”ひらくらしさ”が詰め込まれた後半部分、問題の箇所から再生されますので…どうぞ”お楽しみ”ください。
笑っていただけること間違いなし(?)です。
まぁ津山市の恥ずかしい部分を晒しているという意味ではあまり大きな声で見てくださいと言いたい内容ではないのも正直なところなのですがね…。

公表されたばかりの津山市議会だより”みんちゃい”101号より抜粋。しかし悪い顔してるなぁオイ…。
この件に進歩がありました!
本件については、私が議員にならせていただいてからの2年間の今までの質問の中でも最も痛烈に、教育委員会に対して物申させていただいたという自覚があります。
何しろ、上で動画を紹介した一般質問でのやり取りに止まらず…質問後の対応とやり取りを経て、改善の兆しが見られたかったことで、最終的には令和3年度津山市一般会計予算案そのものについて、反対討論をブチかました上で採決でも反対票を投じるという暴挙とも思われる態度を示し、この件への津山市教育委員会の姿勢を非常に強く批判したのです。
そしてさらに、当ブログやSNSなどで皆さまにもご協力をお願いさせていただき…教育委員会の担当課だけではなく津山市デジタル社会の推進に向けた取組方針(案)パブリックコメントや、津山市議会アンケートなどにも多くの声を寄せていただきました。それらについてはまた改めて総括させてください。
高度…とは言い難い政治的な事情があr…おっと、誰か来たようだ…。
ただ、皆さまのお力添えの賜物で!
関係各位が、子どもたちに対してこうした理不尽な規制を強要同然の形で刷り込んでいく施策(教育委員会としてはそんな意図ではないと言っているわけですが…現実問題としてそう感じざるを得ない状況だった)に対して、実際に問題視して騒いでいるのは三浦ひらく一人ではなく、市民の中にも複数おられるし…市外・県外から見ても首を傾げざるを得ない不合理な内容なのだという現実を目の当たりにしてくださったのだと思います。
小さな一歩ですが確かな一歩と言える…津山市教育委員会の対応を紹介しましょう。

①公式サイトから、ヤバヤバ文書の数々が削除されました!
本会議でも取り上げた”スマホは覚せい剤と同質チラシ”以外にも…幾つものエントリーで紹介してきたように、沢山のヤバい資料があったわけですが…それを全世界に向けて発信するのは、とりあえず中止・撤回していただいている状況です。まぁサイトでの書き方から判断すると、まだまだ予断を許さない状況には変わりないので無論、引き続きしっかりと注視していくつもりです。
②親学講座→親(保護者)学講座へと名称変更されました!
親学という名称自体を用いること自体が不適切であることは議場の内外で、何度も指摘してきました。
ともかく親学というフレーズを聞くとそれだけで過剰に反応される人もおられますし…親学と検索すれば最初に出てくるのは親学推進協会なる一般財団法人。この復古主義の色合いが強い団体の主張や、かつて教育再生会議などで用いられていた親学という言葉を津山市教育委員会が知らなかったとは言えないはずですし…知っていたのであれば、誤解されかねない名称を使い続けていることは完全に過失。
なぜならば政治的中立が求められる教育委員会において、政治色の濃い団体の影響、あるいは繋がりを疑われるような呼称を用いること自体、極めて軽率で不適切だからで、これは即刻やめていただかねばならない。この変更については、上記のように主張した本会議での私の質問を受け…常任委員会の中で親という表現より保護者という表現を使うべきではないかと声を上げてくれた同僚議員がいたことも、皆さまからの声と同様に変化への大きな後押しになったのではないかと感謝しているところです。やはり一人ではなかなか変えられませんが、複数の声が集まれば変えられることもあるのです。
ただこれも公式サイトには”また、表記については、今日の家庭の多様化を踏まえ、「親(保護者)学」とし、親しみやすさから、「おやがく」と呼称することとしています。”と書いてあるように…「おやがく」と言い続けるってことで…ナンジャソレ感は超残ります。
そこまでして「おやがく」って言いたいの?
私には全く理解できませんが…津山市教育委員会で昨年度、実施予定になっていながら結局実施しなかった論語講座のテキストであっただろう論語の中の「過ちては則ち改むるに憚かること勿かれ」「過ちて改めざる、是を過ちと謂う」といった言葉に込められた姿勢…つまり間違えたらすぐに改める姿勢を、津山市の教育現場を束ねる教育行政機関として、津山市教育委員会にはしっかりと示して行っていただきたいと改めて願うところです。過ちを過ちと認めずして、どうやって子どもたちを教育して、保護者に胸を張ることができるの?
明日は月に一回開催されている教育委員会の定例会。定例会が毎月開かれ、議員にも公開(先着5名限定だけど)されていることは素晴らしいと思いますし、議会での教育関連の質問内容を全て振り返る姿勢は他部局にも見習っていただきたいと願うところですが…形だけでは無意味です。
実際に改善に結びつけてこそ意味があります。
そしてそれは議員も同じ!
議会で偉そうに質問したり、意見したりすること自体にはほとんど価値がないと私は考えています。

状況改善に結びつけてこそ!
だからこそ今回の件に関しては、津山市教育委員会をはじめとした関係各位、そして様々な形で声を寄せてくださった皆さま、応援してくださった方々全てに感謝しています。
有難うございました!
とは言え、くすぶってる感が凄いですから…引き続きチェックの目を光らせていきます。最終的には少なくとも「スマホ・ネット等の使用時間を一律に制限することはない」と言い切っていただいていますから。すでに市内の小学生から「ああ言っていたけど、学校で先生が言っていることは違うけどね…。」と聞いていることも看過できません。
言っていただいたことは守っていただかなくては!この件以外にも問題は山積していますので、6月議会も忙しくなりそうですが…しっかりと仕事をしていきます。無駄にしないように動いていきますので…引き続き、お力添えをお願いいたします!
本日はこんなところで。また明日!