広報津山を読みたくても届かない人いるってマジ?公金の使途を考える。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

さて…「三浦議員と言えば”情報発信”でしょ!」と市の幹部職員の方にも言われるくらいです。確かに…自分自身の活動の中でも、わかりやすく積極的な発信を続けることは最低限のルールであり、議会質問でも度々触れてきたところですね。

議員としての発信という意味では、少なくとも津山市議会の中ではそこに注力して継続してきている自負はあります(そもそも他に積極的に発信していると言える議員はツヤマノチカラの仲間である安東議員くらいしかいないので、胸を張って言えるようなことではありませんが…)。安東議員のブログの発信量は自分よりも多いくらいですが…自分の考えはあまり述べないスタンスのようです。ただこのところは他にも質問しないといけない内容が非常に多かったため…議会質問のメインとして取り上げる機会は減っていましたが、今回の9月定例会での一般質問、そして決算質疑では久しぶりに情報発信と情報受信&広聴関係の質問を数多く用意しました。その中で特に決算質疑の発言の中で触れた広報津山のくだりに関わって、市内在住の複数の市民の方々からご連絡を頂戴しているところです。

広報津山の発行には情報発信費約2,723万円の内のおよそ74%、ほぼ4分の3に当たる約2,014万円という金額が費やされました(令和2年度)。

決算の数字の上からも、これが津山市の情報発信の根幹であることは間違いありません。そもそも、広報紙は自治体情報のセーフティネットとして、行政全般…社会福祉や教育に関わることなども当然に最低限をカバーしているはずの冊子であり…そして、だからこそ全ての市民の元に届けるべき性格の媒体であります。しかしながら!

広報紙が家に届いていないという情報が、複数の市民の方から寄せられているわけです。問題があると言わざるを得ません。

津山市では、広報津山が発刊されたのちに市内全ての町内の町内会長等、担当者の元に冊子を届けており、町内ごとに配布してもらう形を基本にしているそうです。そのため、実情は各町内会に委ねられている部分が大きく…市として細かい点の把握や確認はできていないとのこと。町内会費を納めていない方のところなどへは届けていない町内があることは把握しているそうですが、実情は不明ですから…町内会費を納めているにもかかわらず届いていない世帯や、納めていないけど届いている世帯も、町内によってはもしかしたら存在するかもしれないわけです。

つまり広報津山の配布については町内会に完全に投げているのが現状で…市税を納めていることと広報紙が届く届かないは関係がないというのが現実なのです。むしろ市税よりも町内会費の方が直接的に関係してきていると言えるかもしれません。ここはやはり納得できないポイント。

津山市側の主張とは折り合わないなと感じた部分ですし…過去の議会で触れた内容と照らしても、納得のできない部分がありますので、今後の議会で取り上げることも含めて対応していきます。

ただ町内会費を納めているにもかかわらず配布されていないのであれば、それは明らかに問題だとは言っていただいています。 広報津山が届いていない方は、町内会費が家賃とともに引き落としなどになっているのか等…まずは事実を確認していただきたいとのこと。

町内会費は金額も町内によりまちまちですが… 支払っている場合は、大家さんや契約業者さんなどの支払い先に対して、家に広報紙が届いていない現状をクレームとして届けていただき、そこから町内へと声を届けてもらって改善に繋げる…という対応が筋ではないかとの話になっています。この件については、同じような状態の方がおられたらご連絡いただくか、津山市の秘書広報室(0868-32-2026)にお問い合わせください。

住民への情報のセーフティネットが、住民の元へと届いていないということであれば…これは大問題です。

インターネットで見ることができる方々に、できる限り広報紙をネットでチェックしていただくという方向性…つまり紙の広報紙を廃していく方向性もあり得ると思っていますが、津山市としてはその方向性は考えていないと2年前の6月議会で言い切られていますし…まぁ、今の津山市には何十年か早いとは私自身も思っています。

ただそれならそれで…しっかりと紙媒体の広報紙を全ての市民に届けるべく取り組んでいただかねばなりません。

それぞれの部局から集めた選りすぐりのオススメ情報の数々などを…担当の職員の皆さまが毎号編集作業も頑張り、必要最低限の情報をまとめて、せっかく発行してくれている広報津山。

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読まないともったいないよって話は、今までにも発信してきていますし…自宅に届かずとも、市役所や図書館、さらには公民館などの公共施設には設置してありますので、その気があれば多くの方にはご覧いただくことが可能だと思います。

ただ配慮が必要なケースも実際にあると思いますので…ある程度臨機応変に対応することも含めて…必要な改善策を講じていただけるように、動いていきます。

本日はこんなところで。また明日!

 

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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