未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
昨日のエントリーでは、議会の姿勢として押し付けのプロダクトアウトではなく、マーケットインの考え方が大切だということを書きましたが…これは政治全般に言えることだと思っています。
何しろいわゆる民意というものは、マーケティングで言うところの消費者ニーズに他ならないわけで…市場が何を求めているのか、つまり市民ニーズがどこにあってどういった施策が求められているのか傾聴していく姿勢は、絶対になくしてはならないものだからです。
政治が独善的になってしまってはおしまいです。
今まさに、参議院議員選挙が行われていること…当ブログを読んでくださっているような…政治に少しは興味を持ってくださっているであろうと思われる方々の中にも、ご存知ない方がおられることも把握しています。
少しずつでも、市民の声を届けていかなくてはなりません。
本日お話しした方の中にも…「私の一票では何も変わらないから、選挙には行かない。」とおっしゃっていた方がおられました。確かに、一票で何かが変わるということを実感する機会はほとんどないに等しく、特に何万票、何十万票の世界になる国政選挙においては、自分自身の一票なんて…と考えてしまう感覚は正直、理解できないものではないと私自身も思います。
ただし!
上記のYouTube動画でも言われているように…どんな選挙においても、投票はあなた自身の声であり、意思表示です。
どんな選挙においても、結果は一人ひとりの一票の積み重ねに過ぎません。
そして少しずつであっても、現状は変えていくことができるのです。
例えば…前回、3月定例会において指摘した選挙公報の発行に関する条例と現状との齟齬は、今回の6月議会で条例改正することになりましたし…議員になる前から願いを届け続けてきたイオンモールでの期日前投票も、ついに実現する運びになったのです。
ツッコミどころは残ります。
選挙公報は全戸に配布されている状況ではありませんし…ただしこれは全戸に配布する必要はない(そんなコストを掛けるのであれば別のことに注力すべき)と私自身は考えているので、他の啓発手段や情報提供手法を強化していかねばなりませんし、アルネ津山の期日前投票所を廃止することはコスト面からやむを得ない措置とは言え、賛同はできません。
このように逐一不断の議論を積み重ね、今の状況に満足することなく常に改善すべき点はないかチェックしていき…必要なアクションを講じて、実際に現状改善に結びつけることこそが、議員そして議会の役割だと思っています。
そういう期待ができる人間…あるいはそういう人がいなければ、候補者の中から最もマシだと思える人間を選ぶプロセスこそが選挙です。まともな選択肢がなければみずから立候補を検討することがあってももちろん良いわけです。確かに棄権も認められているわけですが…それでは決して、世界は自分自身が望むような方向には変わっていかないでしょう。
もし仮に今選挙に行っていない人たちが全く新しい方向性を打ち出して、まとまったとしたら…日本社会をひっくり返すことすら理論上できるわけなんだけど…その可能性を最初からあきらめて、否定してしまっている人が多過ぎるのよ。
あなたの一票は、可能性そのもの!
誰に投票するにしても、熟慮して大切に使っていただきたいです。
本日はこんなところで。また明日!