高校以来の”卒業”なるか?予防できる事故で子どもの命が奪われる悲惨な現状を変えるために。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

20代30代の議員が皆無、40代議員すら私しかおらず…女性議員も28名中2名で、それぞれ大きな政党所属ということで…津山市議会において子育て世代のリアルな声をリアルタイムで届けていく役割は、私が議員として果たしていく責務でもあると考え、最優先課題の一つとして取り組んできています。

子どもの事故予防地方議員連盟の一員として、1歳の息子の父としても、子どもたちに関する悲しい報道が後を絶たない現実に向き合う中で…そうした事故が津山市で起こることが決してないように、例えば節分の豆まき注意喚起などに代表されるような具体的な取り組みや、現在とはかなり状況が異なる中で1年ほど前にはマスク着用についての全国調査を実施するなどしてきました。



実はそんな取り組みのある意味での集大成、一つの節目として…密かに受講している連続講座があり、資格取得を目指して頑張っているところなのですが…先日、その最終講義がありました。議会中であろうと、お手伝いしていた地域映画の撮影中であろうと、遠方への出張中であろうと…今はオンラインという手法もありますので、常に受講し続けてきた全10回の講義の内容は一貫して、一言で表現すれば”予防できる事故によって子どもの命が奪われ続けている悲惨な現状を変えること”を目的としたものです。

毎回、そうした絶対に起きてはならない事故の発生を予め防ぐための具体的かつ実用的な施策を行うための非常に参考になる内容でしたので…無事卒業できた暁(卒業レポートを提出して合格せねば認定されません)には、議員仲間を含めて周囲の皆さまにオススメしようと考えています。

ま、卒業できなかった場合には来年度、俺もまた一緒に受講せざるを得ないけどね!

高校卒業して以来の”卒業”を目指して…運転免許以外には”免許”を持たないヒラク君も奮闘しております!

最終回は、今までの講義の総まとめにふさわしい内容でした。別に子どもたちの事故予防に限らず…正しい知識の啓発は必要なことですが、誤解や誤った知識、あるいは無知が原因で、人の命すら失われることがあるわけです。

事故、という言葉で片付けられる悲劇ではありません。

心や言葉の発達は、運動能力の発達よりも遅いために小さな子どもには口頭で注意しても伝わらない、あるいは反応が遅れることは当然であること…それゆえに、小さな子どもたちを守るという観点で考えた時には子どもたちに働きかける対策では効果が望めず、環境そのものから事故要因となるリスクを取り除く必要があります。

極めて当たり前のことでありますが、脳の発達と脳の能力に合わせた対策が求められているのです。

こうした学びを大きく波及させていくことは、公職に就かせていただいている我々の務めですが、その効果が中心点から波のように広がっていく中で、段々と弱くなっていってはいけないのです。

そのためには学んだ知見、正しい知識を100なら100のまま普及していくべく努めなくてはなりません。非常に難しいことではありますが、それが責務であり…そうして学んだ事故予防のノウハウを活用していくにあたっては、政治や行政からのアプローチが極めて有用なので、自分自身が議員をさせていただいているという現在の立場も活用しながら取り組んでいくつもりでいます。

先日も同じようなことを書いたように、現実の事故予防には一発逆転、起死回生の必殺技など存在しないし、フィクションの世界のように救世主が颯爽と現れることもないわけで、地道な積み重ねの先に、現状改善があります。

せめて自分の身近なところで悲しい事故が起こらないように…あらゆる大人が気を配っていけば”予防できる事故によって子どもの命が奪われ続けている悲惨な現状を変えること”は、決して不可能ではないと信じているのです。

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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