未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
今日は怒っています。
本当は下の画像のひらくマのように可愛らしくプンスカしているわけではありませんが…オジさんが激怒している顔なんて誰も見たくないし、本当は誰だって激怒なんてしたくないはずですよね。
少なくとも私は、好きで怒っている人には出会ったことがありません。
当ブログの熱心な読者の皆さまはもちろん…小中学生のお子さんがおられる世帯の保護者の皆さまや教育委員会や学校現場の皆さま、そして嬉しいことにと言えるかどうかは少し悩ましいのですが…子どもたちの中にも、それを知ってくれている方々がおられますが、私はいじめ被害者の当事者支援を積極的に行ってきています。
それには理由があります。
何度か加害者側の児童生徒や保護者の方々ともお会いしたり、お話を伺うこともしてきていますし…片方聞いて沙汰するな的なスタンスで動いている私としては、できる限り双方の言い分を聞いて判断するようにしてきているつもりではあるのです(これがいじめ関連では実際は相当に難しいことは同じことを試みたことがある方ならご理解いただけるはず!)が…やはり圧倒的に損をしている、理不尽な状況に置かれているのは少なくとも私の知る限りでは全ての場合において、被害者だと判断できる側の子どもたちと保護者であるからです。
たまたま、今日もそうした関係の相談があったのですが…そのタイミングで”またも”何とも言えない気持ちになる報道に触れました。
札幌市で自殺の女子中学生に対し「仲間はずれ、無視、悪口など、いじめ行為あった」と認定…小学生の頃から続き、アンケートなどで悩み示すも届かず「教員や学校の適切な対応で、自殺は防げた可能性ある」
もう一昨年の話です。
覚えていない方もおられると思うし、そもそもご存じない方も少なくないだろうし…何なら上で私も”またも”と言わざるを得ないレベルにこうした報道が後を絶たないので、どの事件のことだかわからなくなってしまった方すらおられるのではないでしょうか。
それくらい、いじめは起こり続けている…つまり被害者は増え続けています。
許されないことです。
津山市議会の本会議の場で私はかつてハッキリと、いじめは犯罪となることに言及しています。
今年の2月7日には文部科学省より、犯罪に相当するような重大ないじめが学校内で発生した場合には、速やかに警察に相談、通報して対応するよう求める通知が出されているのです。
津山市においても、極めて残念なことですが…小学校・中学校ともにそうした事例が発生しています。
札幌市で起こったことは、最悪の事態です。いじめが原因で、みずから命を絶ってしまった子どもが出るなど絶対にあってはならないことですが…実際にそうしたケースが起こり続けています。そもそも、いじめ自体があってはならないことですが…何度も書いてきているように、なくなりません。なくそう減らそうとする努力を怠るわけにはいきませんが…なくならないこと、それ自体は認めなくてはならない現実だと、私は思っています。
だからこそ、原因療法だけでなく対症療法にも力を入れていくべきです。
実際に苦しんでいる子どもたちと家族の存在を知っている以上は、幸運と言うのにはどうしても抵抗がありますが…津山市でそうした最悪のケースが起こっていないのは、たまたま運が良かっただけかもしれません。
最悪の事態が起こってからでは遅過ぎます。
そして起こった後も…丸2年も経ってから”いじめ”が実際にあったことの認定がなされるのです。
遅過ぎるでしょ…。
誰のため、何のためのルールなのか…社会は誰を守るべきで、裁きを受けるべきは、罰を受けるべきは誰なのか…。感情が先立つと、ともすれば視野が狭くなってしまいがちなテーマではありますが、本当に守るべきだと感じられる理不尽に苦しむ方々に関しては、これからも立場など関係なく、支援していくつもりです。
アイキャッチ画像は”いじめるヤバイ奴”という、中村なん先生の素晴らしいマンガ作品よりお借りしたコマでして…読むことを全人類にオススメします。
本日はこんなところで。また明日!