昨年9月議会、過去10年間で最悪の数字となったことを指摘された津山市が自殺防止に有効だと考える施策とは?

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

本日は午前中に厚生委員会の勉強会に傍聴参加、午後からは総務文教委員会の勉強会という…非常に珍しい(…というか、こんなことは初めてじゃないかな?)、津山市議会での勉強会二本立ての一日でした。

自分自身が委員として所属させていただいている総務文教委員会の方では発言ができるものの、厚生委員会の方では傍聴者として当局職員の皆さまの後ろに数名の同僚議員と共に座らせていただいているだけでしたので…ぶっちゃけを言うと言いたいことが山盛り過ぎてフラストレーションの溜まる時間ではありましたが、現在は副議長として津山市議会の慣例により議案質疑・一般質問ができない立場にいる会派の同僚・田口浩二議員の気持ちはこんなものではない(だからそんな慣習は打破したい!)よな…と思いながら、勉強会なのでそうした制約を受けることなく、ある意味でのびのびと(?)切れ味が鋭過ぎる質問を繰り出す厚生委員会所属の田口さんの姿を久々に見ていました。何の事前打ち合わせをしていたわけでもないのですが、?が浮かんだポイントなどを的確に質してくださって、さすがの一言でした。

とろこで、今回の厚生委員会の勉強会で取り扱われたのは、いずれも昨年度末に策定されたばかりの第3次健康つやま21(第3次津山市健康増進計画・食育推進計画)と、第2次いのちささえる津山市自殺対策計画の二つについてでした。それぞれに首を傾げてしまうようなポイントがあり、勉強会の中で田口さんらが質問してくださって解消できた点もありましたが、納得できない箇所や、どうしてもスルーしておくわけにはいかないであろう見直しを求めておくべき点などがありますので、6月の議会で私自身が質問に盛り込むしかないなと思っています。

特に自殺対策に関しては、ハッキリ言って現在の津山市議会では、前任期の4年間も含めてこの問題に議会において本気で取り組んできたのは私だけだと思っています。それは会議録検索で”自殺”とでもキーワード検索を掛けていただければすぐわかることですが、今回の勉強会で出た質問なども、本会議での私の議場でのやり取りをしっかりと把握していれば、もう少し突っ込んだ議論ができたはずです。

自殺という極めて重い問題を減らすためには、本気で取り組む気概がなくては不可能です。

自殺者が一人も出ない方が良いなんてことは言うまでもありませんが、行政が頑張ればゼロにできることでもないとも言えるでしょう。だからこそ、ちょっとだけ触れて実効性の高い取り組みを何もしないのであれば、触れない方がマシだとすら、長年当事者支援に向き合い続けてきている身としては思うところなのです。ここは特に強く、憤りすら覚えたところでしたので、6月議会において時間を割く必要があると考えています。

アイキャッチ画像は本日話し合われた計画の内容が詳しく記された冊子と概要版。これにも言うまでもなくコスト、税金が費やされています。

計画をつくるより優先的に取り組むべきことがあるのよ!

最後に、昨年9月の決算議会、本会議の場で私が自殺予防施策について取り上げた際のやり取りを紹介しておきます。

みうらひらく
続いて、自殺対策事業費、これは45万2,000円ということで、昨年の2.5倍の数字です。支出内容について御説明をお願いします。
こども保健部次長
メンタルヘルス研修、ゲートキーパー養成講座、相談等訪問指導事業などの講師謝礼金23万1,000円、各種講演に必要なパンフレットなどの印刷製本費6万2,000円、講演会場の使用料4万4,000円、消耗品等事務費11万5,000円となっております。
みうらひらく
市民へのアンケートを取られたというお話でしたが、いつ、どのように、誰に対して調査をしたのかお聞かせください。
こども保健部次長
アンケートは、令和4年10月から11月に、小学生449人、中学生318人、高校生359人について、学校を通じて実施いたしました。また、成人につきましては、無作為に3,000人を抽出し、郵送で調査をしております。全体の回答者は1,907人で、回答率は46%となっております。
みうらひらく
これがね、ちょっと形式的なものにとどまっているのではないでしょうか。自ら命を絶つことまで考えている方々に寄り添った施策だとは感じられません。税金を費やして、ずっとこれ有効な施策だとして言われているゲートキーパー講座ですけれども、これはそれを修了された方がどのようにその後活動されているのかについて、実績を御報告をお願いします。
こども保健部次長
フォローアップ研修後のアンケート調査結果によると、ゲートキーパーとして身近で悩んでいる方の相談を受けられたり、近所への声かけ、ボランティア活動への参加など、地域で活動されています。
みうらひらく
つまり、周囲に悩みを抱えていると思われる方がいた場合など、最悪のケース、自殺を防ぐ門番の役割を担うと、そういう人材を育成する意図でゲートキーパー講座を継続していただいていると思います。それでは、令和4年度の自殺者数をお答えください。
こども保健部次長
令和4年は24人で、令和3年と比較して増加しております。
みうらひらく
24人です。これは令和3年どころか、過去10年間を振り返って最悪の数字なんですけれども、それを踏まえて、自殺防止の取組成果をどのように捉えているのか伺います。
こども保健部次長
誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指して、自殺予防の啓発、相談機関の紹介、ゲートキーパーの養成講座などの継続的な取組が、自殺予防に有効であると考えております。
みうらひらく
申し訳ないんですけど、ちょっと今のやり取りを聞いていたら、多くの人はそうは思えませんよ。継続して取り組んできても、実際昨年は過去10年間で最大の24人の方が自ら命を絶っているわけです。昨年のこの場でも、待ったなしで進めなくてはならないと申し上げましたが、新たなアプローチが講じられていないからこそ、こうした結果にもなっているのではないでしょうか。施策の結果をしっかりと検証して改善していただき、次年度以降に生かすことをしないのであれば、もうこの時間に一体何の意味があるんですかね。昨年同様に若い命も失われています。これを重く受け止めていただき、本当に意味のある施策を打つように見直しをお願いいたします。

総務文教委員会では先日も会派として当局の皆さまとやり取りさせていただいていた学年担任制の話や、部活動の地域移行の話などと共に、津山市立小中学校の体制整備についての議論などが交わされました。こちらも当然に大切なことばかりでして、慎重な議論が求められる話ではありますが、現実を見据えた際に待ったなしで進めていかねばならない話も含まれると感じている私としては、丁寧に進めていだたくことをお願いした次第です。6月議会の委員会審査でも引き続き話し合って、適切な判断に繋げていきます。

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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