未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
本日はこのところ書き続けている九州への視察&勉強会ツアーの中で特別に濃かった一日、すでに2回にわたって書いてきた3日目(7月31日)についての、最後の締めくくりエントリーです。
3年ほど前にオンラインでお話を伺ったことがあったのですが、実際にお会いするの初めてで、最初にお話を聞かせていただいた際よりもさらに強い覚悟と決意を持って、圧倒的なホスピタリティーで地域の子どもたちと家族の幸せ、健康と命を守るために尽力し続けておられるNPO法人NEXTEPの島津理事長のお話を聞かせていただいた後…その場で他の参加メンバーと別れました。
それぞれ皆、帰途についたり懇親会だったりと予定を組んでいたのですが…私だけは、同じ熊本県内の山鹿市を訪問させていただく予定を組ませていただいていたからです。
服部香代山鹿市議会議長みずからのお出迎えに子どもの事故予防地方議員連盟の仲間たちからは「ひらく、調子にノリ過ぎだぞ!」との声をいただきましたが…全くもってその通り…公務ご多忙の中、イロモノ議員のためにわざわざ時間を割いてくださった服部議長には感謝しかありません。
飛行機の時間とか、次の予定の関係などでそれぞれ皆にドタバタで…一瞬の名刺交換タイムを設けるくらいにしか紹介の時間が取れなかったのですが、議連の代表であるサトアツこと佐藤篤墨田区議会議長をはじめとした愉快でリスペクトできる仲間たちと、先日も主権者教育関係でブログ記事を書かせていただいていますが…その活動、ご活躍から多くを学ばせていただきリスペクトしている香代さんを引き合わせられたこと自体が、善政競争や地方自治の底上げに繋がる意義深いことだと確信しております。
皆を見送ったのちに向かったのは…もちろん山鹿市!
山鹿市は令和6年6月末のデータで人口48,230人、面積は約300平方キロのまちで、いずれも津山市と比べると規模は小さい(津山は95,411人、約500平方キロ)ですが…この日だけでなく翌日にまちの中などでコミュニケーションを取らせていただいた皆さまが、どなたさまも非常に気さくな印象でした。メチャクチャ雰囲気の良いまちだなと感じました。これは議長が一緒じゃない間もそうだったので間違いない印象だと思いますが…子どもも大人もとても気持ちの良い挨拶をされるし…たまたま市役所内でちょっとしたトラブルの現場に居合わせたのですが、皆が思いやりを持って対応されるなぁと感じたのです。
山々に囲まれて中心部に人口がある程度集中していること、保護して継承していくべきと思われる文化施設が残っていること、歴史に裏打ちされた祭りが催され続けていることや、郊外エリアにもオシャレなスポットが点在している点など…津山市との共通点もとても多かったです。
素敵なまちだなという印象を受けました。
さて、そんな山鹿市の中でも比較的人口の少ないエリアにある千田小学校という学校が2017年の3月末に143年の歴史に幕を下ろし、廃校になっているのです。これはご存知のように山鹿市や津山市だけでなく、多くの自治体が直面する極めて大きな課題、少子高齢化・人口減少の顕著な影響として、日本中で見られている問題です。
何とその千田小学校を買い取った卒業生がおられるのです。それこそが、やまがBASE株式会社の代表取締役CEO、中原 功寛(なかはら かつもと)さん。
ちなみにガチのB’zファン!
控えめに言って激ヤバ、激アツな方でした。
千田小学校の卒業生ということで…もちろん山鹿市ご出身で、ご実家も小学校から遠くないところにあるとのことでした。地元の高校を卒業された後にアメリカへと留学、四大を早期かつ首席で卒業されたというとんでもなく優秀な方で、ベンチャー企業の創業への参画、農林中央金庫での海外支店勤務やファンド組成業務を経て、2018年にはハーバードビジネススクールでMBAを取得されているという、四大に四年通って中退している私からすると…眩し過ぎる経歴の持ち主です。
帰国後にはベンチャー復帰し、経営戦略や30億円超の資金調達を含む資本政策、新規事業まで幅広く管掌されていたとか…2021年に17年ぶりに帰熊(きゆう、熊本に帰ること!)され、現在までに農業近代化をテーマとする(株)コウサク、(株)コウサクファーム、Kosaku US Corp.を創業され、それぞれで代表に就任されているとのこと。
そして…廃校となった自身の母校を地域創生の拠点として作り変える、やまがBASE(株)においては代表取締役CEO、やまがBASE事業協同組合では理事に就任という…まぁ、どう考えてもとんでもない人でした。そのオーナーみずから、施設の説明やご案内をしてくださいました。服部議長が段取ってくださっていたからこそですので、お二人に超絶感謝です!
3人での写真を撮っておけば良かった…。
ここまでは基本的に1階部分の写真ですが…超カッコ良いでしょ!
ミーティングルームなどは、中原さんがハーバード大学への留学時代に長い時間を過ごしておられた『Harvard innovation Lab』をイメージしているのだとか…利用しているだけでテンションが上がってしまいそうなお部屋でした。それぞれ、古き良き部分を残しつつ…今もまだまだ、現在進行形で進化し続けている途上にある様子でした。
合宿などで大人数で泊まる場合を除き、宿泊者は2階にあるキャビンタイプやカプセルタイプの部屋(暗証番号やQRコードによるスマートロックで管理)に泊まることになります。これがまたカッコ良いお部屋で、我々と言うか…まぁ大人も子どももテンションが上がるやつでした!
こんなの!
ラウンジやシャワールームも完備されていますし、体育館や別棟のイベントスペースも良い感じでした。実際に企業や学校、スポーツチームなどの合宿にも利用されているそうですし、超絶カッコ良いコンパクトなJIAMって感じもしたので…若手の議員仲間とかで研修合宿とかで来るのも良いなぁと夢想したりもしました。
この広い施設(30,000平方メートル超!)に宿泊者は私のみ。現在火曜日&水曜日は無人営業日だそうです。
きもだめしかな…?
怖い人は怖いでしょうが…私にとっては深夜の学校に一人で泊まれるなんて最高のご褒美じゃないか状態です。お気づかいくださった中原さんが別室に泊まってくださったようですが、深夜まで満喫させていただきました。料理教室ができるくらいの、家庭科室をベースにしたキッチンルームなどもあるわけで…皆で食材を仕入れてきて調理すれば楽しいでしょうが、この日はそういうわけにもいきませんでした…だって、一人だからね。
服部議長が食事に連れて行ってくださいました!
人生で食べたことがある鶏肉と豆腐の中で、最高に美味しかったです!
ご飯もメチャクチャ美味しくて特盛にした甲斐があったなと思いました。あと塩も美味しかった!写真が下手で普通に見えるけど…ご飯は2倍盛りを余裕で食べ切ってしまった大満足のディナー、ご馳走様でした。
ここまで読んでいただいて何ですが。
やまがBASEについては下の動画を見ていただくのが超わかりやすいと思います!
中原CEO、そして服部香代議長…有難うございました!
本日はこんなところで。また明日!