未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
新しい生活様式って、皆さん…ご存知かしら?
コロナ禍が続いている中で、最近あまりにも当たり前になってきている手指衛生に努めることやマスクの適正使用といった、今の時代を生き抜いていくための我々の生活指針であり、ちょうど一年前くらいから見聞きするようになった表現です。
じゃ”新しい図書館様式”って聞いたことある?
今しがたGoogle先生に軽く尋ねてみた範囲では…使われている確認は取れない言葉でした。まぁ私自身も私以外に使っている人に出会ったことはありませんし…見聞きしたこともありません。
だったら俺がつくっちゃおう!
ってことで、ず〜っと段取っていた件がありました。もう皆の記憶の彼方に消え去りそうな昨年の今頃の話…特別定額給付金という、国から皆に支給された例の10万円の使途を考えて、私が辿り着いた結論です。
私の大好きな公共施設である図書館のこれから先を考えたときに、きっと有意義な試みとなると期待できる企画であり、マンガ・アニメ・ゲームなどの文化振興、そして表現の自由を守る活動などに力を入れてきている私自身の取り組みとして、とてもテンションが上がって、多くの子どもたちや大人にも喜んでもらえると確信できる挑戦だったからこそ…高度に政治的な(?)様々な事由もありまして長い時間がかかりましたが、どうしても実現したかったアイデアが、日の目を見たのです。
コロナ禍における新しい図書館のあり方を提案、そして実践しようじゃないかってことで…本日、鏡野町役場を訪れました。
鏡野町立図書館に対してマンガ本を400冊…ドカンと寄贈してきました!
400冊って結構なボリュームなんですよ。
この件にどんな思いで取り組んだのかは…プレスリリースにて簡潔に(?)まとめていますので、是非ご覧ください(本文部分のみ掲載)。
そう思うなら報道してくれたら良いのにさッ!
公職に就いている者が公共施設に対して寄付を行うという…極めて公共性の高い取り組みです。議員が取り組んでいるから報道はNGという意味がわかりません。議員であろうと悪いことをしたら実名報道するのは当然ですが、反対に良いことをしたときには報道しないってのは…ま、私には理解不能ですが今さら言っても仕方がないこと。
アイキャッチ画像は町長(ジャングル大帝)、教育長(鉄腕アトム)、生涯学習課長(マグマ大使)の御三方との記念撮影です。それぞれに好きな作品を持ってくださいました。御三方ともお忙しいところわざわざお時間を取ってくださり、私の寄贈に至るまでの経緯、熱き思いにも耳を傾けてくださり、地域間の連携を強くして行かねばという考え方についても、概ねご賛同くださったことは有難く心強い限りです。
さらには副町長や、昨日ご紹介したPAKUTASOさんとの件でお世話になった産業観光課の皆さまをはじめ、職員の皆さまともコミュニケーションを取らせていただくなど、非常に有意義な時間になりました。
鏡野町からは特に沢山のご協賛をいただいています…是非ご応募ください!
話を戻すけど…マンガに限らず、多くの人にとっては本ってやっぱり非常に強い影響を与えてくれるものだと思います。だからこそ思い入れが強くなりがちです。これは本じゃなくたって…何でも同じことではあるんだけど…自分自身の好きな本のこと、ボロクソに言われたら…良い気持ちがしないって人が多いんじゃないかな。
ここで少しだけ考え方を変えてみましょう。
自分自身の好きなマンガ、好きな本を…他の人にも読んでもらいたい。
そう思うことってありませんか?特に、自分自身の大切な人や大好きな人…子ども、家族、友人、恋人、あるいは不特定多数の誰かに対してであっても良いけど…そういう欲求ってありませんか?
俺にはあるぜ(キリッ)!そういった個々の思いが、公共施設側のニーズとマッチすれば…個人レベルでも図書館の運営に主体的に関わることが可能になります。プレスリリースに書いた通りですが、圧縮されていく方向にある図書館費をこうした個人の善意の積み重ねが補い、より良い住民サービスを提供していくことができると考えているのです。
それだけではありません。
事実上、地域住民個人が自主的に図書館運営に関わることになります。
本当は今現在もそうなのですが…何となく無料で利用できる貸本屋だと思っている人も少なくない印象を受けています。だからこそ以前から下記のようなエントリーを書いて、その可能性等について訴えてきました。
図書館運営コストの適正化はもちろんのこと、税金の使途についても思い巡らす機会が増えることになります。
今回の寄贈行為そのものが、そうした公的なコストへの視座を養うことにも直結し、結果的に自治体経営そのもののコストパフォーマンスを向上させていくことに繋がる試みであると、私は信じているのです。
ただ大前提として、図書館側が本当に欲しい書籍を提供することが大切です。保管や貸し出しに掛かるコストなど考えてみれば明らかですが…タダに見えても実際は無料で寄贈を受けた書籍であっても我々の手元に届くまでには、確実に公金が費やされているのですから。
何事もそうですが…たとえ善意由来でも、押し付けになってはいけません。
今回、図書館と言えばこの方だろうという、全国的に有名なスペシャリストの方にこの妄想について相談してみたところ…非常に参考になるアドバイスをいただけました。効果の最大化を目指して、これからも自分らしく取り組んでいきます!
俺は俺にしかできない取り組み方、動き方で存在価値を発揮していきます!
あ…そうそう!
何も触れずに終わるところでしたが本日は私の誕生日です!
沢山の方々からおめでとうメッセージをいただきました。有難うございます!
つか、去年の誕生日に書いた記事に一番欲しい物は手塚治虫全集って書いてるじゃん…今まで思いっきり忘れてたわ!
自分自身がもらって嬉しいものをあげるというのはプレゼントの基本ですが…大人としては上に書いたように本当に相手が欲しがっているものを贈れるようになりたいもの。
そして、プレゼントしたものについては忘れる!
まぁ忘れるのは簡単じゃないかもしれないけど…所有権を手放したものに、いつまでも自分のもののように執着するのは…ねぇ?
カッコ悪いわな!
そんなわけで鏡野町立図書館で手塚治虫全集が実際に借りられる状況になるのは少し先になるそうですが…是非、多くの皆さまにお読みいただきたいと思いますので、楽しみにお待ちください。また準備が整った報告をいただいたらシェアさせていただきます!
ちなみにですが結局この400冊の内、私自身も数十冊しか読めていないので…貸し出し可能になったら自分でも借りに行くつもりです。
ところで、地元紙である山陽新聞さんの日曜日に入る”子どもしんぶん さん太タイムズ”には先日から手塚塾なる、少々マイナー作品にスポットを当てた連載が始まっていますが…この作品なども読めますからね!
何しろ全集、400冊ですからな!
手塚治虫談議しましょう!
私自身はアイキャッチ画像で何を持つか超絶悩んだ末に”ブッダ”を持つことにしました。
名作、秀作、異作に問題作まで…世界に冠たるマンガ文化の一つの原点をあなたも是非ご堪能ください!
本日はこんなところで。また明日!