津山市をあきらめない!声を上げれば世界は変わる実例その3。子どもたち自身が校則を考える。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

先だって”声を上げれば世界は変わる実例シリーズ”を二つほど書いていたので、本日は第三弾を…。

津山市をあきらめない!声を上げれば世界は変わる実例その2。影響を最小限にすべく、予防策を実施。

2023-01-27

津山市をあきらめない!声を上げれば世界は変わる実例その1。LGBTパネル展、市役所で開催中。

2023-01-26

今まで津山市議会において、繰り返し取り上げ続けてきている校則問題に関して。

津山市議会の会議録検索で校則というキーワードで会議録検索を掛けて(津山市議会の本会議での過去の発言内容は、インターネット環境さえあれば会議録検索のシステムを使って、どなた様でも平成6年まで遡って検索することが可能)いただければ、はるか昔のデータまで確認していただくことも可能ですが…津山市議会において、私以外に校則内容の問題点について深く追及した議員はいないことは明白です。

私の本会議での過去の質問全ては動画でもご確認いただくことが可能ですので、校則関連の部分から始まる質問の動画を貼り付けておきます。津山市の質問当時の状況、そして津山市教育委員会の答弁内容など…ツッコミどころ満載のやり取りをご確認ください。取り上げ続けてきたことが無駄ではなかったことは、一連のやり取りの内容で実感いただけると思います。

ただ 

津山市議会議員の任期は4年間です。

6月、9月、12月、3月と…年度内に4回開催される、その間の全ての定例会において質問を行った場合、発言機会は16回あるわけです。確認してみると、過去の15回の定例会のうち7回で校則についての質問をしてきているのですが、それだけこの問題を重視してきているのは、特に教育現場において子どもたちの声を聞いていくことは極めて重要であり、先日紹介したひらくマガジンの最新号の中でも触れているのですが…我が国も批准している子どもの権利条約に照らしても、来年4月1日施行予定のこども基本法においても、当事者である子ども自身の意見を施策に反映させていくことは当然に盛り込まれているにもかかわらず、津山市の現状はそれらに合致していないからです。

理不尽な対応がなされることがないように、子どもたちの声に耳を傾けていっていただきたい。

口先だけ検討・努力しますと言うのではなく…小手先だけのお茶を濁すような対応でごまかすのではなく…本当にしっかりと、対応する仕組みを整えて行っていただきたいとお願いし続けてきているのです。

ですが、実際にはその動きは極めて遅々としたもので、一旦進んだかのように見せかけておいて、また戻る…などといった信じられないような事実も確認されているところであり、心情的には現場の負担を減らすような応援をしていきたいわけですが…議会では教育委員会に対して厳しい追及をせざるを得ない実情があるのです。

つい先日のエントリーでも触れた熊本市教育委員会など、多くの先進自治体から学ばせていただきつつ…ときには個別事例への対応などにも当たりながら、制度や仕組みそのものを変革していかないと効果は極めて限定的なものにとどまりますし、そこに関わってこそ議員の職責を果たしているとも言えますので…具体的提案や改善策を議会内外で関係各所に訴え続けているわけですが、大きな現状改善に結びつけることは難しかったのが、今までの正直なところ…。

ただそれでも、少しずつ進んでいることもあります!

昨日のエントリーで紹介した内容の中でも、非常に先進的で興味深い取り組みの舞台として紹介した津山市立勝北中学校では、生徒会のメンバーが中心となり校則を変更したのです。

さらには、制服も変わるのです!

その上にさらにさらに特筆すべきは…広報津山2月号の最後のページに掲載されている上記記事の最後の部分。

つまりこの新しい制服を導入したのは、後輩たちのためだということ。

たとえ短期的には目先の利益や効果に繋がらずとも…それが子どもたちや孫たちのためになるのであれば、力を尽くさないとならないときがあり…それを有権者・納税者の皆さまに納得してもらえるように説明していくことも、我々政治の現場に携わっている者の大きな職務であり責務であると考えています。

もう一つ付け加えると…上で紹介した動画の内の直近二つ…昨年の9月と12月の議会で触れている校則の各学校でのホームページ公開ですが、これも進めていただけていることは着実な一歩ではあるのですが、ツッコミどころが残っています。現在の任期の最後の定例会となる3月議会においても、校則については取り上げざるを得ない状況です。

これから先も、当事者の声を聞くことの大切さを胸に刻んで…活動していきます!

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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