今被災地にいます。奉仕の心と性欲は似ている。上手く制御せよ!

未来拓く、みうらひらくです。
本日有給休暇を使わせていただいております、みうらひらくです。

昨日告知したように、豪雨被害の大きかった高梁市を訪れた。

そうだ被災地行こう。元気お裾分け!熱い奴らが善意を押し売る?

2018-07-15

軽バン2台分の物資を4人で運んだ。津山市を中心とした近隣の皆さまから持ち寄られた大量の物資の搬送という任務の総指揮的役割を担った男。その男は日頃から防災に関して非常に高い意識を保ち、積極的に情報発信している。詳しい行程などは赤田憲待さんの投稿を参照されたい。


やはり、餅は餅屋だ。

赤田さんと自分が1台に…そして女性お二方がもう1台へと乗り込み、高梁市へと向かった。女性お二方とも女性消防団員で、応急手当普及員とのこと。もちろん赤田さんご自身もそうである。

様々な場面を想定し、こうした表示を車体に貼り付けてあった。さすがの段取りである。

俺は一応、消防団員だが…何の資格も持ち合わせていない。もっと言えば残念ながら津山市でもトップクラスの落ちこぼれ団員であることは、知っている人なら知っていることだ。

全ての式典は自己満足の集合体。やる目的を考えた方が良いYO!

2017-01-08

エキスパートは見るところが違った。経験や訓練によるものかもしれないが、異常がある箇所に気づくスピードが段違いに早い。法面の崩落や、浸水の痕跡など…俺の目が悪いという点を差し引いても、何この人メッチャ気づくやんって驚くレベル。

俺だけが、超戦力外状態。

助手席にお喋りロボット状態で座っていたが…道案内が出来る分、Siriの方が優秀なのは言うまでもない。

津山市の院庄ICから高速に乗って、有漢ICから支援物資の受け入れ場所となっている高梁市民体育館へ…道中には甚大な被害箇所はなかったものの、大きな被害が出ている箇所からすぐの立地であった。

同業である地元観光関係者と話す機会があったが、当然ながら生活インフラなどの復旧が優先されるため…現状では市内ほとんどの観光施設をクローズしているとのことだった。

ただ明日には関係者総出での大規模な清掃を予定しており、その進捗状況によっては早いところは明後日から営業が再開できるように全力を尽くすと意気込んでおられた。悲壮感など微塵もなく、前向きに復旧に向き合っている姿勢が痛いほど伝わってきた。

是非、被災した観光地に行ってみてほしい。

そしてそこにお金を落としてほしい。

今すぐでなくても良い…人は忘れるからだ。復旧がある程度進んでからの支援、それはいわゆる風評被害等にも苦しむ観光地にとって、非常に大きな支援になる。

単なる募金より確実に、支援したい先に正確に届くのだ。そして自分自身が現地で被災地の状況を感じ取ることには、行く前に漠然と考えていたよりもはるかに大きな意義があると痛感した。

上に引用した赤田さんのFacebook投稿にもある通り…驚くほどスムーズに物資の受け渡しが終わり…俺は拍子抜けしてしまった。

怒られそうな例で、わかりやすく例えよう。

やる気満々だったデートで、彼女が急に「今日は帰る」と言って消えてしまった日のようなものだ。

百発百中を誇る俺にそんな経験はないが…要するにやる気のやり場に困ってしまう状態になってしまうのだ。

この状態こそがクセモノだ。

そう、奉仕の心と性欲は同じなのだ。

そもそも性行為において相手を悦ばせようとする気持ち自体が、ある意味で奉仕の心である。そして性欲が暴走すると非常に危険であることは、世の中から永遠に無くならない憎むべき性犯罪の類を見ても明らかだ。

同様に奉仕の心も時として非常にリスキーなものであることは、今回の災害でも我々は散々目にしてきたではないか。災害発生時という非常時には、誰もが冷静ではいられない。混乱は繰り返されてきた。

クセモノと上手に付き合わねばならぬ。

これが厄介なのは本能であったり善意であったり…一見どうしようもないと思えるものに由来するからこそだ。

だからと言って、我々は問題をスルーするわけにはいかない。

現実問題として、災害にどう向き合うべきか?

津山の未来を担うと勝手に自称しているオッサン2人が車内で激論を交わした結果は、また次回。

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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