議会の中の人が議会をこき下ろす?徹底的な情報公開が最初の一歩!

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

昨日のエントリーの最後で触れましたように…本日の津山市議会では、議会活性化調査特別委員会が開かれました。

大人気なくない?群馬県知事の怒りは本気か、それとも新たな戦略か。

2021-10-12

正直に言って、具体的には何も進んだ印象がないままに終わってしまいましたが…それでも先月の委員会よりほんの少しだけ多くのことが決定しています。

津山市議会で初めて行われる、オンライン議会報告会。
この開催が決まったことは喜ばしくはありますが…手放しでは喜べない現状もあります。

ほとんどの議員がオンライン会議への参加を頻繁に行っておらず、支給されたタブレット端末すら利用していない議員もいる状況です。zoomなど使ったことがない方が大半の委員会の場では、オンライン会議のイロハを説明するところから始まりますが、現状を嘆いていても始まりません。

政治の役割は現状をいかに改善していくかだと思っています。

そんなわけで今回も色々と意見を出しましたが、急激な変化、加速には難色を示す方も多く…進行や段取りも自分に任していただけるわけではなさそうですので、今までリアルで開催していたものを、ただオンラインという手段で行うという…それだけの会になりそう。ただまずはそれでも、津山市議会としては小さなようで大きな前進だとも感じているところ…引き続き、より目指す状態に近づけるように尽力していきます!

噂のオンライン議会報告会は、令和4年の1月25日開催予定!

昼の部が午後2時から午後3時半、そして夜の部が午後6時半から午後8時の二部構成で…zoomを用いて開催します。基本的には市議会議員は全員が津山市役所2階の大会議室に参集する形になるようです。

参加条件は、zoomによるオンライン会議に自力で参加可能な方!

市内在住、在勤、在学の方および津山市政に関心のある方が対象で、募集人数はそれぞれ30名程度、事前に募集をかける形で案内させていただく予定です。基本的には事前申し込みが必要な形になると思います。

内容はまず津山市議会として津山市の施策、またそれに対する市議会の意見などの報告を行い…その後に質疑応答などの時間を設け、意見交換を行うという形式を想定しているところ。また次回以降の議会活性化調査特別委員会において新たな決定事項が出てくると思いますので、追加で共有できる情報や参加者募集がスタートし次第、当ブログでも案内させていただきます。

ところで前回委員会について書いたエントリーでも予告していた通り…今回の委員会では最後に、ある提言をさせていただきました。

This is ギカイノシゴト!津山市議会初の企画やります!

2021-09-15

それは特別委員会や常任委員会での討議内容が事実上、市民に公開されていないという問題を解決するための手段です。

会議録を公開しようぜって話。

津山市議会事務局では、例えば今日の議会活性化調査特別委員会の場で話し合われた内容も会議録として文字に起こしているのです。ただそれは私たち議員に対しても、現時点では公開されておりません。しかしながら当然に本日の委員会の場では議会に関すること…つまり市民の皆さまにも関係がある内容を論じているわけで、議員だけでなく広く市民に公開していくべき情報だと私は考えています。本日も地元新聞社2社の記者さんが取材に入っていました。そして事前に煩雑な手続きがありますが、現時点でもご足労いただければ市民の皆さまが傍聴することも可能なのです。

また議場で行われる本会議の内容は正式な記録として会議録が公開されています。会議録検索システムを利用すれば、どなた様でも過去に遡ってご覧いただくことが可能で、キーワード検索や議員ごとの検索なども可能な仕組みが用意されていますので、是非ご活用ください。

ただし常任委員会や特別委員会の情報をここに同様に落とし込むと…百万円では足りないコストが掛かることを確認しています。またオンラインでの中継は、工夫すればある程度低コストで可能ですが、それでもコストが掛かることは間違いありません。

しかし!

現時点でもすでに毎回作っている会議録を、津山市公式サイトに公開するだけであれば…超簡単に対応できること。

それをまずは議会活性化に関わる諸問題についての調査研究という目的を持つ、我らが議会活性化調査特別委員会から始めようじゃないか…と訴えてみたわけですが、何というか…皆さんあまり、やる気が感じられませんでした。

残念です。

ただ、これは確実に求められている方向であり、津山市議会の最高規範として定められた津山市議会基本条例の第3条に照らしても、粛々と進めていかねばならないことです。


(基本方針)
第3条 議会は前条に定める基本理念にのっとり,次に掲げる基本方針に基づいた議会活
動を行うものとする。
(1) 市民に対して積極的な議会活動の情報公開及び情報発信に努めること。
(2) 市民が参画しやすい開かれた議会運営を行うこと。
(3) 市民の意思を的確に把握し,市政及び議会活動に反映させること。
(4) 市長その他の執行機関(以下「市長等」という。)の市政運営について監視及
び評価を行うこと。
(5) 提出された議案の審議又は審査を行うほか,独自の政策立案又は政策提言に取
り組むこと。
(6) 議会改革を継続的に推進すること。

この津山市議会基本条例は、私が議員になる前に…今や会派ツヤマノチカラの仲間として共に活動させていただいている安東議員と田口議員が中心になり、作成したと聞き及んでいます。

そしてこの条例が公になった当時…議員でなかった私はその内容をこき下ろしています。

これが津山の政治のリアル…自浄作用を期待しても無駄だって話。

2019-03-26

当時も今と同じように第3条を特に問題視していることは、目を通すまで忘れていました。

理事者側…津山市執行部の皆さまに対して私自身がいつも言っていることですが…お手盛りの、形だけのルールになっては無意味どころか弊害でしかありません。

私自身が外にいた際には、自浄作用を期待しても無駄だとまで書いた議会の現状。

議会の中の人になった今、文句を言っているだけなら中に送り込んでいただいた意味がないのです。期待してくださった皆さまの思いに応えていくべく、これからも改善あるのみです!

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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