未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
昨年12月、共同通信の記者である寺田佳代さんが津山市に来てくださり取材、執筆してくださった記事が配信され、日本中の新聞紙面で、愛娘・愛來(あいく・愛称くーちゃん)と共に取り上げられた件について…当ブログでも紹介するエントリーを書いています。
つい先だっても、毎日新聞の記者である倉岡一樹さんが同じようにわざわざ津山市まで来てくださり、取材してくださった際の内容をまとめられた連載記事についてのエントリーを書いたばかりです。
そんなタイミングですが…実はまたしても、寺田さんが共同通信配信記事の中でくーちゃんを紹介してくださり、各地の新聞紙面に、我が家の世界一可愛い子が登場しているので、今日はその件をご報告・共有させていただきます。
まずはご覧ください!

6月24日付、四国新聞。以前にもほぼリアルタイムで、もてき邦夫高松市議からご提供いただいており、ブログ記事としても触れています。
これらは寺田さんがご厚意で送ってくださった紙面の一部を紹介したものですが、全国で10紙以上、これ以外にも掲載紙はあるようで…カラーやモノクロ、掲載面や写真の有無などに違いはありますが、それぞれ大きく取り上げてくださっていると感じました。
寺田佳代さん、有難うございました!
寺田さんからは、小児の脳死下臓器提供が100例を超えたタイミングで意見を求められました。
小児の脳死下臓器提供が可能になった2010年7月の改正臓器移植法施行以来、およそ15年を経るわけですが…ようやく100例を超えたところなのです。この数字をどう感じるかには個人差もあるでしょうが、ここで言う小児とは18歳未満であり、6歳未満の児に限って言えば、一番上の写真…上毛新聞の記事の最後に少し触れられている千葉の子で36例目でした。
この数字をどう感じますか?どう感じたって良いんです…それはあなたの自由。
ただ、あなたが大切に思う子や孫、あなた自身、あなたの大切な誰かが突然に当事者になることもあり得る、臓器提供というテーマはそういう性質の問題であること…だからこそ運転免許証や健康保険証、マイナンバーカードの裏面などに意思表示欄が設けられていることを知っておいていただきたいのです。
そして数字にしてしまうと途端にデータ化され、他人事のように、無機質に感じられるかもしれません。
アタシャ慣れているので別に…何を言われようと構いませんが…全てのドナーファミリーにそれぞれ、くーちゃんと私たち家族と同じように、そして皆さまと同じように沢山の思い出があって、希望や願いに満ちた未来もあったわけです。しかしそれが何らかの理由で奪われた…失われてしまった。そんな最悪の状態の中で、それでも選択した臓器提供という決断について誹謗中傷するような輩を、私は心底軽蔑します。もちろん批判は自由ですが、少しは想像力を働かせていただきたいなと思います。
あと、正しい知識や事実を知ってください。

それらを知った上で、それでもやっぱり自分には無関係だと思うのなら、それも良いでしょう。臓器提供したドナーを偽善だと断じるのも、臓器を受けたレシピエントをサイボーグだと揶揄するのも勝手です。常々言ってきているように考え方を押し付ける気も強制する気も全くありませんし、できないことですから。
ただ、私自身が全く自分ごととして考えられていなかった状態で突然に当事者になったからこそ、発信し続けているのです。
同じ思いを、誰にもしてほしくないから。
普通に考えられる平常時にこそ、非常時のことを考えておくべきだと…これは先だっての全国地方議会サミットでも全く同じように、非常事態への備えという意味で、防災や災害対応の観点から登壇された皆さまが語ってくださっていました。
図らずも一週間ほど前に、私自身が徳島や広島の皆さまの前でお話させていただいた趣旨と同じだったので響きました。同じように皆さまにも感じていただけたなら…起こらない方が良いに決まっている万一が起きてしまった際に少しだけでも苦しみや悲しみを和らげる助けになるかもしれない選択肢があるということ、その判断で助かる命が間違いなく存在するということを知っていただくキッカケになればという思いで…くーちゃんのことを何度も、繰り返し発信しているのです。

やめようかと思ったこともあったけど…私にとってだけではなく、少なくとも5人とその周囲の皆さまにとっての天使で、ヒーローで、プリンセスで…最高の贈り物をくれたアイドルのことを、これからも発信し続けます!
本日はこんなところで。また明日!