ブザービーター!世界一建設的で早口の反対討論と、採決の行方。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

さて本日の津山市議会では、このところ物議を醸していた地域商社への関連予算を含む令和2年度津山市一般会計補正予算(第4次)への採決が行われました。

採決とは、議案の採否を議員の賛否を確認して決めることであり、議会を構成している住民の代表である私たち一人ひとりが皆さまの思いを背負って意思表示する、議員の最も大切な役目の一つです。

多数決で決まります。

民主主義ですからね。

実際には、ボタンを押すことで賛否を明らかにします。津山市議会では巨額のコストを費やして、岡山県では他に例がない電子表決システムを導入しております。

津山市議会議員ってアホしかいないの?議会改革がマジ笑わせる。

2018-10-16

要らねぇだろコレってことで…かつて議員にならせていただく以前に、かなりの勢いで断じたのが上記のエントリー。今日は採決の内容も紹介したいと思いますが…まずはまたまた早口ですが、三浦ひらくが繰り広げた”世界一建設的な反対討論”を、何卒ご確認ください!

笑いあり涙ありのドラマチックな展開は、15分間退屈させない…ハズ!

一部では拍手が巻き起こったとか、起こらなかったとか。

15分間の制限時間を思いっきりギリギリまで使った、ブザービーターの如き幕切れへの最後のまくりっぷりは必見ですぞ!

原稿を読みながら…これは絶対に間に合わないなという確信が持てたために、最後の部分は頭の中で優先順位の低いワードを割愛しつつ超絶早口になりながら意味が通るようにまとめるという作業を、思いっきりアドリブでやり遂げましたが、普段の動くひらくでの積み重ねも少しは役立ったかも知れません。

私の発言以外にも、見所は沢山ありました。傍聴には何人かの方が来られていましたが…三浦ひらくが繰り広げた地域商社への熱いエールは、津山市執行部そして市民の皆さまに対して…どう届くのでしょうか?本会議の後、地域商社のことに関しては担当部局の方とお話をさせていただきました。以前も書きましたが質問をすること、討論をすること…議会で発言することや採決に参加することそれ自体は、目的ではないのです。

質問の後こそ大事!機会を投げた先にこそ解決すべき課題がある。

2020-09-08

大切なのはむしろこれから先です!

ツヤマノミライを少しでも良い方向に持っていくため、引き続きしっかり頑張っていきます。

今回の私の発言はリアルタイム視聴してくださった他の自治体の職員さん(仕事中だったのでは…?)や、いつも辛口採点の友人(1箇所を除き…?)などからも比較的好評でした。初めて見る人にもわかりやすい討論となるように心がけました。議会なんて見たことないって人にも、オススメの15分です!

爆笑をさらう予定だったのに…やらかしてしまった瞬間を君は見つけられるか?

まぁ、どんな仕事でも楽しくやりたい私ですが…職務に真剣に向き合っている意気込みにかけては誰にも負けるつもりはありません。

「よく調べていたなぁ!」「全くその通りだった、全面的に賛成!」という声を直接に掛けてくださった方が内部にもおられたことは、私としては非常に有難いことでした。ますます精進していくのみです。

ただ正直を言えば、結果として望む方向に持っていけなかった時点で…。

負けなのです。勝ち負けじゃないということはわかっていますが…いかにわかりやすい正論で事実を積み上げて的確な指摘をしたとしても。

多数決で負ければ、議会ではそれが結論なのです。

やはり結果が伴わねば、政治は負けだと思っています。パフォーマンスには意味はそれほどないと考えていますし、結果にかかわらず正しいと信じる判断を積み重ねていくだけですが…。

それでも、結果に繋げたいのです。

そういう意味では明るく書いてはいますが…今日は、情けなさに打ちのめされた一でもありました。

さて…負け戦の報告は楽しいものではありませんが、採決の結果を共有させていただきます。上に貼り付けた動画の最後の方では、実際に採決の様子をご確認いただくことも可能です。

まず、今回は地域商社への関連予算を含む令和2年度津山市一般会計補正予算(第4次)に対して、修正案が出されました。超ザックリと言えば6,000万円が予定されている地域商社への資本金出資を、当初予定されていた(内閣府への地方創生推進交付金申請時と同じ)1,000万円に減らして施策を実施することなどを求める内容でした。

ハッキリ言って、6,000万円が1,000万円なら良いという話ではないのが私の率直な思いでしたが、何もしないまま原案を通過させるわけには行かないという気持ちでこの修正案に賛同しました。

しかし結果は否決。

修正案が否決されたため、続いて原案の採決が行われました。こうなると正直、結果は見えていました。

原案通り可決という結果です。

難しいところですが…攻め方として、どうだったのかなという印象は正直なところ残りました。

私としては、動画内で述べているように…あくまでも建設的に、気持ちとしては前向きに…丁寧な説明を行い、準備を整える時間を用意するという意味で、今回は原案そのものを否決すべきであったと思っています。そして12月議会ではしっかり皆が賛成できるように、3ヶ月を使って議会そして住民に向き合いつつ、準備を進めていくという流れが最もベターだったのではないかというのが正直なところです。

はい、今さらの話です。

続いて、議案第17号から議案第26号までの10件の議案について、一括での採決が行われました。この中には3億6千万円あまりを費やして導入される、小中学校の児童生徒への1人1台のノートパソコンの購入費などについての議案が含まれています。

これに関しては全会一致で賛成。

そして最後に2つの請願についての採決がありました。正直なところ、私個人としては請願の類にはあまり良い印象を持っていません。

ほとんどの場合、パフォーマンス的な性格が強過ぎて実効性に乏しいというのがその理由です。

以前も思いっきり反対しています。

全請願に反対の理由。市民の権利、請願も一歩間違えばマイナス?

2020-06-23

請願・陳情かくあるべし!津山市議会の現状を斬る!これは切腹?

2019-12-20

まずは「地方財政の充実・強化を求める」請願書を継続審査とすることについての採決が行われましたが…反対させていただいております。

この件に反対した方は、継続審査ではなく採択すべきというスタンスでの反対の方が多かったと理解していますが、私はどちらにしても反対の立場です。

今議会ではそもそも、最初に津山市議会として(つまり全議員の声として)全国市議会議長会の要請を受けて、国に下のような意見書を届けることが決まっていました。その内容ともカブる部分が多過ぎて無用だという判断をしています。

そして最後に「日本政府に核兵器禁止条約の調印・批准を求める」意見書採択を求める請願について採択するか否かの採決が行われましたが、これも反対させていただきました。

時間の無駄だからです。

これはもちろん私個人の考え方ですし、津山市議会では恐らくそう思っておられない方が11人いるということも確かです。

人それぞれ、議員もそれぞれです。

今日は5つの採決を紹介しましたが、私と全く同じ判断をしている議員は存在しませんでした。

仲間を探す旅はなかなか厳しいのう…。

豚野郎が総理大臣を目指す?目的共有できる仲間探しの旅に出る。

2020-07-24

というか、本日はブログを書くのに時間が掛かり過ぎてしまった…切り抜きとか面倒な作業があり過ぎて大変。実は明日の朝までに30日の決算議会に向けての質問原稿を書いて送りますということを約束してしまっているのです。

徹夜かなコレ…。頑張ってやります!

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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