未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
昨日まで3日続けて視察報告エントリーを書いてきましたが、ツヤマノチカラの3人で岐阜県を訪れた2泊3日の会派視察を終えて昨夜、無事に津山に帰ってきました。そして今朝は8時半から早速に、津山市役所での当局の皆さまとの約束や市民相談が詰まっていて、バタバタと過ごしたところです。
昨日の夜は津山駅まで妻と息子が迎えに来てくれて…その足でスシローの津山店に向かいました。亡くなった愛娘・愛來(あいく・愛称くーちゃん)の大好物、マグロのお寿司を買うためです。イチゴや桃などのフルーツやケーキやお饅頭などの甘い物も好きでしたが…何よりも一番の大好物はマグロのお寿司で、何が食べたいかを尋ねるとほぼ「お寿司!」と答えるので、回転寿司にはよく行きました。
4回目の命日でした。
娘がいなくなってしまって4年が経つなんて、今でも信じられないような…不思議な思いでいます。理解はしていますし、受け止めているつもりでもありますが…それでもやっぱり今でも、夢であったら良いのにと思うことがないと言ったら嘘になるというのが正直なところです。彼女はとても元気な子でしたが…5歳でインフルエンザ脳症に罹患し、約1ヶ月の闘病の後に亡くなりました。
くーちゃんがいてくれたからこそ、今の私があります。
彼女がこの世界からいなくなってしまって…生きていることに絶望したこともありました。しかし、矛盾しているように感じられるかもしれませんが…そんな時ですら、くーちゃんの存在こそが私が前を向く、立ち直るチカラになってくれたのです。命日ごとに綴ってきたエントリーや、今までに書いたブログ記事の中で最も多くの皆さまに読んでいただいている下の記事などをご確認いただければ、立ち直ってきた過程や、私の中での娘の存在の大きさを実感していただけるかもしれません。
彼女が亡くなってから、2年間は黙っていましたので…わかった上で改めて読むと思うところもありますが、娘が亡くなった際、いや…正しくは、彼女自身がまだ頑張っている最中、ただ、もう回復の見込みがない脳死状態で、心臓も遠からず止まってしまうのだという事実に向き合わねばならなくなったとき…私たちが決めたのは、くーちゃんの臓器を、移植を待つ誰かに提供するという選択をすることでした。
発表してからは取材なども何度もしていただき…ドナー遺族として移植医療の啓発、特に極めて数の少ない小児移植について考えていただくキッカケになればという思いで取り組んできています。機会があるごとに当ブログでも書いてきた通りです。
写真公開は控えますが…今日は我が家に、くーちゃんの同級生を中心に、何人ものお友達が成長した姿を見せにきてくれていました。その多くの皆さまとは出張中で直接会うことが叶わなかった私ですが…何と我が家に来た後にスシローに直行していたという一団に会うことができ、子どもたち&ママさんたちと直接話せて疲れも吹き飛び最高でした。「え、何で来たん?」などとひとしきりイジってもらった後には…「ちょっと、他のお客さんが見てるから大人しくして!」と小学生に嗜められる場面も…いやぁ、皆とても成長したなぁと実感!
みんなのおかげで、笑顔が取り戻せました。
そして先日も先生が来てくれた話を書いていましたが…今日はまた別の先生がたを含め、彼女を可愛がってくれた多くの皆さまが、お花などを届けてくれました。アイキャッチ画像は関東などで降雪のためにお配達が遅れて日付指定が一日遅れたものなどを含めて、本日改めて撮影した写真です。
有難うございました!
沢山の人たちが今でもくーちゃんを愛してくれていると感じます。娘に対してお心遣いをいただけること、娘を忘れないでいただけることは、もちろん非常に有難いことで、心から感謝しています。
ただもしも、くーちゃんの父親の願いを聞き届けていただけるのであれば…何度も紹介させていただいているのでご覧いただいている方も少なくないと思いますが、下の動画を観ていただきたいです。あまり考えたくない内容について話しているシーンもあるかと思いますが…それでも、考えてもらえたら嬉しいです。その上でもし良ければ、動画の内容について大切な人と話し合ってもらえたら、もっと嬉しいです。
いずれも皆さまにとって、決して無駄にならないこと、とても大きな意味があることだと確信しています。
「世界中の人のためになりたい!」
生前そう言っていた世界一優しい子…くーちゃんも必ず喜んでくれます。4年前の臓器摘出後、私たちに対して、ある先生が言ってくださった”今日はくーちゃんの2度目の誕生日”という言葉を、私は忘れません。先生ご自身もそうした表現をすること、遺族にそのような伝え方をすることに迷われたと聞いていますし、現場でも賛否両論あったそうです。ただ、もちろんケースバイケースで一概には言えませんが…今現在でも同様の対応をとる姿勢で移植医療に向かっておられると理解しています。つまり間違いではなかった、娘がキッカケとなって、新たなアプローチの可能性が切り拓かれたのだと思っています。
くーちゃんは、世界中の人のためになっていると、父は確信しているのです。
私が出会った誰よりも頑張り屋さんで、周囲を笑顔にすることが大好きな彼女は…2回目の誕生日も、最初の誕生日同様に、とても頑張ってくれました。
親バカと笑っていただいて構いませんがそれでも…くーちゃんは世界一!
このエントリーを読んでくださった全ての皆さまと、皆さまの大切な人が、どうか元気で…幸せでいられる時間が、なるべく長く続きますように。そのためにお手伝いできることがあれば、私にとっての世界一可愛い子と一緒に、ずっと応援していきます!
これは皆に言いたいこと。くーちゃんと一緒に言いたいこと。
生まれてきてくれて、ありがとう。
本日はこんなところで。また明日!